ホラー

放課後の部活。

校舎中にメロディーを響かせながら、青春の音を奏でてゆく。


『ありがとうございました!』

全体練習が終わった。

みんなが帰る準備をしている中 

私のもとに親友のすずがやってきた。

「今日はどこで練習する?」

と私に問いかけた。

「音楽室でやろ!」

私もすぐさま問いかけに応じた。


音楽室に向かう途中、「第九の呪いって知ってる?」

とすずが話しかけてきた。

「何それ?」

と私が答える。

すずによると交響曲第九番を作曲した作曲者はその作曲を最後に亡くなってしまうらしい。

追い打ちをかけるように音楽室の額縁にいるシューベルトとベートベンと目があった様な気がした。少しの怖さを打ち消すように自主練に取り組んだ。

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