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2024年 新種牡馬紹介〈後編〉

こんにちは、mokomoko競馬です。
 前回に引き続き、2024年 新種牡馬紹介をやっていきます。今回は父が外国産馬の馬と外国からの輸入種牡馬を紹介します。

前回はこちら

父外国産馬

モズアスコット

主な勝ち鞍 安田記念、フェブラリーS
世代 17世代(14年産)
父 フランケル
系統 サドラーズウェルズ(ガリレオ)
種付料 200F
血統登録数 105頭

 現役時に芝ダートの二刀流だったことや、フランケルの直子という血統が評価され頭数を集めました。サドラーズウェルズ系の国内での活躍を見ると過信はできませんがスピードに秀でた血統なので成功の余地はあると思います。個人的な予想ですがドレフォンあたりが競合種牡馬になると思います。

タワーオブロンドン

主な勝ち鞍 スプリンダーズS、セントウルS
世代 18世代(15年産)
父 レイヴンズパス
系統 ゴーンウェスト
種付料 150
血統登録数 98頭

 世界のゴドルフィンの生んだスプリンター、タワーオブロンドンです。京王杯スプリングSからスプリンターズSまで僅かな期間で5戦したタフさは産駒にいい影響を与えると思います。ゴーンウエストの系統は日本で走ったデータが少ないので貴重なデータとなるでしょう。

ミスターメロディ

主な勝ち鞍 高松宮記念、ファルコンS
世代 18世代(15年産)
父 スキャットダディ
系統 ストームキャット(ヘネシー)
種付料 100F
血統登録数 81頭

 米国の名種牡馬スキャットダディの産駒として血統的に注目されている馬です。芝で活躍していた馬ですが、ダート色の強い血統構成になっているので母系で距離を補えばダート三冠を狙えるかもしれません。

輸入種牡馬

ナダル

主な勝ち鞍 アーカンソーダービー
生産国 アメリカ
父 ブレイム
系統 ロベルト(クリスエス)
種付料 400F
血統登録数 98頭

 今年の輸入種牡馬の目玉はこの馬でしょう。4戦4勝でケンタッキーダービーの前哨戦を勝利しましたが、怪我で引退し、社台SSに入りました。血統は既に日本で実績のあるロベルトで早熟性も魅力です。主にダートでの活躍が期待されます。

フォーウィールドライブ

主な勝ち鞍 BCジュヴェナイルターフ
生産国 アメリカ
父 アメリカンファラオ
系統 アンブライドルド
種付料 100F、150
血統登録数 86頭

 米国三冠馬アメリカンファラオの数少ないG1ウィナーの本馬も輸入されました。アメリカンファラオ産駒も芝で活躍が多いので、2歳重賞などでは狙い目かもしれません。

ノーブルミッション

主な勝ち鞍 英チャンピオンS、サンクルー大賞、タタソールズGC
生産国 イギリス
父 ガリレオ
系統 サドラーズウェルズ(ガリレオ)
種付料 150
血統登録数 85頭

 フランケルの全弟という世界的良血の本馬は既に海外で2015年から種牡馬をしていて一定の戦績を残しています。フランケル産駒は日本でもかなり活躍しているので、同じ産駒傾向であれば、芝中距離戦線でも活躍できると思います。

シスキン

主な勝ち鞍 愛2000ギニー、フェニックスS
生産国 アメリカ
父 ファーストディフェンス
系統 アンブライドルド
種付料 350万
血統登録数 7頭

 初年度がデビューしますが、アクシデントがあったようで種付頭数が少なく、産駒数はわずか7頭となっています。しかし、その内の一頭が新種牡馬中最速でJRA新馬勝ちをしているので、次年度以降期待ができそうな種牡馬です。

まとめ

 昨年はアメリカの年度代表馬など実績が優れた輸入種牡馬がデビューしましたが、今年は打って変わり既に日本で成功している血統を重視した種牡馬が揃っていると思いました。近年、欧州の流行血統より米国の流行血統の方が日本で活躍しやすい傾向にあるので注目していきたいと思います。
 また、日本のスプリント路線はロードカナロア産駒などがいますが、かなり混戦なので日本で活躍した父外国産馬の産駒が隆盛となっても不思議はないと思います。個人的にはミスターメロディがどのような産駒傾向なのか気になるところです。
 次は宝塚記念が終わって上半期が終了した辺りで記事を出したいと思います。

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