ヒーローズジャーニー

自己紹介をご覧いただきありがとうございます。
広島県尾道市で『ママと赤ちゃんが笑顔になれる』ベビーマッサージ教室を開いているあゆみです。

これは、私が小さい頃から憧れてきた保育士の仕事を辞めて、ベビーマッサージ講師としてのお仕事を始めたストーリーです。

妊娠〜入院〜出産し、3児のママで資格取得!



私は、自分が保育園に通っている頃から、小さい子のお世話をすることが大好きでした。
優しい大人がたくさんいて、いっぱい遊んでくれる保育園が大好きでした。

仕事を終えて迎えに来てくれた母と一旦家に帰っても、補助輪付きの自転車をこいで保育園に行き、夕焼け空が暗くなる頃に再び母が迎えに来る、なんてこともよくありました。


小学生になると、保育園に遊びに行けるボランティアがありました。
母の「行ってみんけぇ?」という後押しもあり、私は喜んで参加しました。

そんな私を見てきた母からの
「赤ちゃんがかわいいなら、保育士さんにならんけぇ?」

という一言で、私の夢は小学5年生の時、保育士に決まりました。


お世話大好きな女の子時代⭐︎



私には年子の兄がいます。
両親はいつも私たちのことを一番に考えてくれていました。

だけど

私の記憶に残る母はいつも疲れていて、イライラしている。
そんな姿でした。

いつも一生懸命で、仕事も家事も気を抜かなかったがんばり屋の母。
仕事からの帰りが遅くなっても、母は台所に立って何品もの夕飯を並べてくれました。
イライラしながら。


いつしか私と兄は母の機嫌をうかがいながら生活するようになっていました。



年子の子どもを持ち、私はあまり寝ない赤ちゃんだった。
母は産後うつになっていた、と父から聞かされました。


父は母の気持ちが少しでも楽になるようにと、休日は海やドライブに出かけたり、外食をしたりとたくさん外へ連れ出したそうです。 


両親は、質素倹約な暮らしをして、私たちの進学のための貯金をしていました。
十何年後かのための我慢の生活。
家族旅行など臨時の出費がある時は、父が新聞配達をしてまかなっていました。

経済的な余裕のなさ
これも母の気持ちの余裕を奪う原因でした。

家族でのおでかけが大好きでした🎵


小学5年生から私の夢はブレることなく、保育士になるべく短大に進学。
同じように子どもが大好きな仲間と出会い
「早く働きたいね!」
「最高の保育士になろう!」
と勉強や実習に励みました。

晴れて保育士の国家試験も突破し、念願だった保育士としての生活が始まりました。

しかし!
いざ始まった保育士の仕事。
大切な子どもの命を預かる責任の重さ
仕事量の多さは想像を遥かに上回りました。

毎日元気いっぱいの子どもたちと走り回って遊び
子どもたちのわずかな昼寝時間に保護者への連絡帳を書き
子どもたちが帰った後は翌日の準備やイベントごとの準備・・・

毎日クタクタになりながら働いていました。
それでも、保育士の仕事は大好きでした。

大好きと疲労が入り混じって、よくわからない感情に…


そんな中
保育士になって4年目、お付き合いしていた方と結婚しました。

それから第一子を妊娠。

「赤ちゃんって天使の寝顔ですやすや寝て、かわいく笑って、癒されるんだろうなー」

我が子を胸に抱く日を夢見て、赤ちゃんと笑いあって過ごす理想の子育てを思い描いていました。

大好きな保育士の仕事だったけど、
これまでのようにクタクタになりながら我が子を見ることはできない、と思いました。

いつもイライラしていた母のようにはなりたくなかったのです。

現実を知らない,幸せ妊婦さん🤰



出産を機に退職。

子どもの頃からずっと夢見てきた仕事だったけど、悔いは一切ありませんでした。
これから始まる我が子との時間が楽しみで仕方がなかった。

大きくなってきたお腹を抱え、夫とベビー用品の店に行き、赤ちゃんの洋服やおむつ、ベビーカーを準備する。
本当に幸せな時間。

…………♢………♢………♢………♢…………

だけど。
出産後私を待ち構えていたのは

「あれ?寝ないじゃん?」
「おっぱい飲めんってどうしたらいいん??」
「なんでそんな泣くん???」

思い描いていた天使との生活とはかけ離れた現実。

どうしたら良いのか分からなくて、誰にも相談できなくて、苦しくて。
毎日赤ちゃんと一緒に泣いていました。

寝ない・泣きぐずり…なんだか責められてる気分に。



保育士なのに、泣いてる子どもをどうしたら良いのか分からない」
「保育士なのに、寝寝かしつけもできない」
「保育士なのに、我が子をかわいいと思えない」

「保育士」という肩書がさらに私を苦しめました。

「赤ちゃんと一緒にいたくない!」
こんな風に思う自分は母親失格だと思い、さらに涙があふれてしまう。

仕事から帰ってきた夫に
「父さんは赤ちゃんと離れる時間があっていいよね!」なんて嫌味を言い、夫婦喧嘩をしてしまい、ますます自己嫌悪。

夫はいつも
「散歩行ってくるから、ゆっくりしとき」と
私と娘を気遣ってくれていました。

……・………・………・………・………・……


それでも娘の成長に連れて、意思疎通がだんだんできるのようになり、毎日支援センターやお散歩とお出かけが楽しい毎日になりました。

2つ違いで妹が産まれると、長女は赤ちゃん返り。
コントロールのきかない2人を抱え、再び涙の日々。

「私も仕事がしたい!」
「仕事に行ってる方が楽だ!」

二女が1歳になる頃、以前勤めていた園で時短勤務の正社員として働けることになりました。
再び保育士として、社会の中で役割をいただけたことがすごく嬉しかった。
それに時短勤務なら、余裕を持って仕事ができて、家事も育児もバランスよくできると思いました。

イキイキと働く時短勤務時代!



「ママ」の大変さを身に染みて理解した私。

「保育園に子どもを預けるママたちも、大変な思いをしてるんだ。」

「ママたちに寄り添って、力になりたい」

そう思って復職したものの
時短勤務とはいえ仕事の責任、仕事量もフルタイムの先生と変わらない。

忙しい日々に、ママたちの寄り添いどころか、自分のことで精いっぱい。

我が子にかけてあげられる時間も十分なくて
仕事も育児もどちらも中途半端な自分がいました。

気付けば、子どもたちにイライラしてしまっている自分がいました。

……・………・………・………・………・……


このままで良いんだろうか・・・


そんな中、私が働き方を根本的に見直すきっかけは思わぬところからやってきます。



コロナです。


長女が卒園する年度末。
長女が感染し、家族みんなが順番に感染。
約1か月仕事をお休みすることになりました。

久しぶりに家族みんなで過ごすゆったり時間…


その時思ったんです。
「子どもと過ごせる時間ってこんなにも尊いんだ」

「今しかない子どもたちの成長をそばで見守っていきたい」

私は、再び退職を決意しました。

それからもう一つ。
私が退職を決意した理由がありました。


……・………・………・………・………・……

それは、
母みたいになりたくなかったから。

子どもに親の顔色をうかがわせるようなことはしたくなかったんです。


こうして、子どもの帰りを家で待つ日々が始まりました。

鍵っ子だった私にとって、娘の帰りを「おかえり」と迎えてあげられるのは、それだけで嬉しいものでした。


だけど、ある日娘に言われました。


「保育士してたお母さん大好き!」

「私も大人になったら保育士になる!」


私が保育士として働いていたことを誇りに思ってくれていたんだ。

いつも余裕がなくてイライラしてしまっていたのに、それでも娘は「大好き」と言ってくれる。

今の私は娘が誇れる私だろうか?
このままじゃ終われない!


私は、家族との時間を大切にしながらも
これまでの経験を生かして子どもに携われる仕事をしよう!と決めました。

自分と家族に合った働き方を探す!



時間にも場所にも縛られず
誰かに縛られることもなく

家族時間を優先できる働き方

夢のような条件だけど、調べていくうちに
「ベビーマッサージ講師」という働き方を知りました。

「これだ!」
「これなら私の大好きなことが仕事にできる!」
「家族との時間も確保できる!」

まさに理想的なお仕事でした。


妊婦中に受講スタート‼︎


そして「ベビーマッサージ」を知れば知るほど

「触れる」

ことを通して赤ちゃんだけじゃなく、ママが癒され、家族みんなが癒されていくことが何よりも嬉しかった。



小さい頃泣いてばかりだった長女、
かわいくない、と思ってしまった長女。

もう「ベビー」ではないけれど、マッサージをしてあげることができた。

長女は本当に安心した様子で、身をゆだねてくれる。 

本当は赤ちゃんの時にしてあげたかったな。

そう思うと、また涙が出てしまう。

……・………・………・………・………・……

あの時「ベビーマッサージ」を知っていたら、私は毎日泣いて過ごさなくて良かったのに。

苦しんで、自分を責めて、過ごさなくて済んだのに。

娘にももっと手をかけて、抱きしめて、愛情を伝えてあげられたのに。

触れ合いでこんなにも愛情が湧き出るなんて…♡

でもね、何歳からでも遅くないんです。

ベビーマッサージは、子どもへの愛情の伝え方を教えてくれました。

それから、母としての自信を持たせてくれました。

今では、長女が妹たちにマッサージをしてくれるんです。

妹たちがくずっていたら、私より先に優しく声をかけてくれる。


ある時は、チャイルドシートに座りたくないと泣く妹に、歌いながら足のマッサージをしてくれて、笑顔で出発することができました。

長女の足のマッサージで落ち着く三女♡


こうやって、誰もが誰かを癒すことができる。


私は、ベビーマッサージを通して
愛情を伝えあう幸せな家族を増やしたい!

そう思っています。

我が子のために何かしてあげたい!
我が子のために働き方を見直したい!

そんなママたちの力になりたい。

その思いで、今日もベビーマッサージをお伝えしています。


最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?