![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140681992/eef4fcca1eb55ac940a80e87ced3ce3f.jpeg?width=800)
新聞は、社会や個人、もちろん政治、政治家も批判しますが、自らは相互批判しようとしません。それがなぜなかのか、について書きました。
新聞は政治や公権力を「監視」するのが本来の仕事で…
- 運営しているクリエイター
2024年5月の記事一覧
新聞滅亡へのプロセス 追記
「新聞滅亡へのプロセス」は、いったん6回で終わりにし、別の題名とテーマで次のブログを書く予定にしていた。
しかし、この2週間に「新聞滅亡へのプロセス」のテーマと関連するユーチューブ動画がアップされた。そこで「追記」を書き、3本の動画を紹介しようと思いたった。
4月5日から5月12日までに、6本のブログを書いたが、ビューワー数は1000、スキは130に迫っている。あれだけ長い文章にアクセスい
新聞滅亡へのプロセス(6) 「新しい」戦前への道
今回のブログは、まず、第3回で取り上げた南彰記者の出版した書籍を紹介する。タイトルは「絶望からの新聞論」(注1)。4月30日から発売とアマゾンに出ていたので注文した。自宅に届いたのは5月3日だった。
この本には、雑誌「熱風」昨年12月号に掲載された南とジャーナリストの青木理との対談が再録されている。そこで南は退社の経緯や思いを詳しく述べている。
「新聞滅亡へのプロセス」とは
前回まで、
新聞滅亡へのプロセス(5) 特異な組織ジャーナリズム
「日本型ジャーナリズム」と「組織ジャーナリスト」。5回目となる今回のブログでは、その関係について考えてみたい。
それぞれの国にそれぞれのジャーナリズムがあるとしても、日本の組織ジャーナリズムは、言論の自由が広範に存在する国と比して、かなり「特殊」な存在だといえる。筆者は、特殊性の前提となる要素として次の3点を挙げたい。
①日本社会とそれを構成する人々の言論に対する意識
②言論の自由を保障す