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#看護学校教員の日々の日記

週のはじめに朝起きることできず休む日が多くなった子がいる。彼女は18歳で自分の下に妹弟が4人いてお金がかかり、後期の授業料が払えないかもしれないので、アルバイトを増やした、奨学金には落選したので働くしかない。学校の帰りに弟の迎えもしているので、身体がクタクタで起きることができないときがある。
上司に報告すると借りられるかもしれない奨学金制度を探し申請できるか確認することとなった。
これは私が言うべきことではないかもしれないが、家にお金があるなら看護師にはならないし、行けるなら大学に行きたい、貧困から抜けるために看護師になるという現状が一部で長年あるのが確かだ。全体ではないが、わりとそういう子達の割合も大きなパーセンテージを占めていると思う。
私にできることは出席科目となんコマ休んだらアウトだと教えてあげることだけなのが悔しい。あとテストや国家試験に繋げられる話しや授業も今以上にしたいと改めて思った。
学生を甘やかしてはいけないと言われるのもわかっているが、何とか学力を落とさず卒業してほしい。
先生、バイト先に食べに来てくださいねと眠たそうな笑顔で言ってくれたのがなんだか、心に響いた。
#看護学校の日々 #ヤングケアラー
#貧困と看護師 #教育の理想と現実
#仕事について

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