散文『果てからの景色』
手のひらに載る小さな白い粒
どれくらいの時間こうしていたのだろう
汗で左手の小さな粒と右手のコップに違和感を感じる。
そんなことを考えていたら、次の瞬間には全てが胃に収まっていた。
止まらない。止められなかった。
どうしてここまできてしまったのだろう。
どこかで止まることもできたはず
それでも、止まることができなかった。
色んな思いが込み上げる。
涙が頬を伝う。
結局 どう生きたかったんだろう。
間違いだらけの人生。
その間違いを受け入れきれないぼくの弱さのせい。
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