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山田君 不動産で世を渡る(プロになる)※宮城県松島のホテルで大失敗VOL2

俺は大宮から新幹線に乗り込んだ。仙台は久しぶりだ。幼いころ親戚が塩釜にいたこともあり、当時の特急電車の「とき」かな?に乗ったことが自慢であった。
新幹線はあっという間に仙台に到着した。改札を出て少し歩くと仙石線だ。
なんとも観光気分にさせる。
松島海岸に到着したのはお昼どきであった。

なんともローカルな郷愁を誘う駅舎ではないか。右を向くと山。左を向くと海。俺は駅を出て歩き始めた。
観光シーズンから外れた時期であったが、疎らに人がおり観光船の乗り場で写真撮影をしていたり、チケット売り場で乗船を待つ人の姿。インバウンド前の時代で外国人の姿はなかった。

俺は学生時代に2回松島に来たことがあるが、いずれも車での旅で仙台観光の途中に立ち寄った感じ。松島町をよく見ていなかった。学生時代はちょうど青葉城恋歌がヒットしていた時期だった。

腹が減った。よし店を探そう。お土産屋の2階のよくある観光地特有のレストランに入った。店員は俺を窓際の席に案内してくれた。窓からは松島の景色がよく見える。生ビールをたのもうと思ったがアカン、仕事中である。
でも誰もいない。俺はカキフライ定食と生ビールを頼んだ。飲んでも顔に出ないタイプの俺。飲み会でいつも「飲んでない」と嫌疑をかけられ深酒する。

もう観光気分である。今日は現地の写真を撮って宿に早めに行こう。今日の宿は松島センチュリーホテル。海岸の近くにありちょっと豪華っぽい。でも料金は1泊1万円である。会社の規定より3千円飛び出ているがまあその辺は構わない。

俺は現場写真をとり観光気分で宿にチェックインした。




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