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23/10/30時点での百鬼羅刹(ゴブリンライダー)について

はじめまして。唐揚げ君3号(野良猫杯では日曜日は憂鬱)と申します。
本日よりこちらに時たま記事を掲載していこうと思います。

記念すべき初回は10/29の野良猫杯CSにて準優勝、10/30の小規模大会、トコナツ杯優勝という初動としてはかなり理想的な結果を残せた純百鬼羅刹(ゴブリンライダー)デッキについてデッキに採用したカードの理由や使い方、展開方法等について解説させていただきます。

【デッキ選択理由】

今回ゴブリンライダーを組んだ理由は野良猫杯に誘われた際、大会用に調整したデッキを持っていなかったため、新しく何か組もう!と思い立ったためです。
その際、友人が粛声を組む、とのことだったので一緒に箱剥いてカードトレードしてデッキ組もうとなりゴブリンライダーを組むことを決めました
最初に仮組みしたのは10/20時点でプロキシを用いて組んだのですがこの時の構築からじつは大きく変わっていません。7〜8割はそのままだと思います。珍しく天啓が降りたようです。
仮組み時点から構築が大きく変わっていないということは初期段階でかなり強かったということ。
その際の動きの楽しさや妨害の量からゴブリンライダー実はやれるのでは…?と思い本格的に構築を固めていきました。

さらにこのゴブリンライダー、誰も注目していません。これだけの可能性を秘めていながらTwitterを漁っても構築は1〜2個出てくる程度でした。

そんなデッキ誰が対策しているでしょうか?そうですねいません。

あとはxyzメタデッキと嘲笑われてる現状をxyzデッキ以外にもしっかり勝ちを拾って勝てるように調整するだけでした。

【デッキ構築について】

では実際に構築を見ていきましょう。

野良猫杯CS準優勝
トコナツ杯優勝

【カード紹介】

ゴブリンライダーモンスター(正確にはゴブリンのレベル3モンスター群)はメインデッキはレベル3のモンスター4種、EXはランク3、ランク6のエクシーズ(以下xyz)モンスターがそれぞれ1体の計6種類からなっています。

メインデッキのゴブリン4種類には全員手札や墓地から効果を発動し、効果処理で場のお互いのxyzモンスターからxyz素材を1枚取り除くことで特殊召喚(以降SS)することができます。

要するにxyzモンスターメタデッキというわけです。

それでは詳しく効果を見ていきましょう。

【百鬼羅刹のメインモンスター】

【百鬼羅刹 特攻のダグ】

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除き、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「ゴブリンライダー」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

【百鬼羅刹 冷血のミアンダ】

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。手札から「百鬼羅刹 冷血のミアンダ」以外の「ゴブリン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除き、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

【百鬼羅刹 爆音クラッタ】

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「百鬼羅刹 爆音クラッタ」以外の自分の墓地の「ゴブリン」モンスターを対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、相手メインフェイズに発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除き、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドを離れた場合に除外される。

【百鬼羅刹 神速ブーン】

(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分・相手メインフェイズに発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除き、このカードを特殊召喚する。この効果の発動後、次のターン終了時まで自分は「百鬼羅刹 神速ブーン」を特殊召喚できない。

【百鬼羅刹の魔法・罠カード】

【百鬼羅刹大参上】

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ゴブリン」モンスター1体を手札に加える。その後、以下の効果を適用できる。
●フィールドのX素材を1つ取り除き、手札からレベル4以下の「ゴブリン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除く。その後、自分の墓地から「ゴブリン」モンスター1体を手札に加えることができる。

【百鬼羅刹大集会】

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「ゴブリン」モンスターの攻撃力は、自分フィールドの「ゴブリン」モンスターの数×300アップする。
(2):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ゴブリン」モンスター1体を召喚できる。(3):自分フィールドの「ゴブリン」モンスター2体を対象とし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●その内1体のレベルを、もう1体のレベルと同じにする。
●その2体のレベルは、それぞれの元々のレベルを合計したレベルになる。

【百鬼羅刹大爆走】

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分フィールドの「ゴブリン」モンスターのみを素材としてX召喚を行う。
(2):自分フィールドに「ゴブリン」Xモンスターが存在する場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。フィールドのX素材を1つ取り除き、対象のモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

【百鬼羅刹のEXモンスター】

【百鬼羅刹 巨魁ガボンガ】

レベル3モンスター×2
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。デッキから「ゴブリン」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのX素材が取り除かれた場合、フィールドの他の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのX素材とする。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。そのモンスターをこのカードのX素材とする。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。デッキから「ゴブリン」モンスター1体をこのカードのX素材とする。

【百鬼羅刹の大饕獣】

レベル6モンスター×2体以上
このカード名の(3)の効果はデュエル中1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに1度、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。フィールドのX素材を2つ取り除き、対象のカードをこのカードのX素材とする。
(2):自分フィールドのモンスターが効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除くことができる。
(3):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、自分の墓地の「ゴブリン」モンスター1体をこのカードのX素材にできる。

以上がゴブリンライダーのカード群になります。フィールドのxyz素材を取り除いて展開や妨害を行うのが特徴のテーマです。


【百鬼羅刹と相性が良さそうなテーマ】

僕は今回、時間や予算の関係から他テーマは考えていなかったのですが実は色々相性の良さそうなテーマが存在します。僕もその内研究を始めるつもりです。

【GP】

相手ターン中に融合、シンクロ、xyz召喚等を行うテーマです。

xyz体はランク3でチューナーのレベルは3、シンクロ体は6とレベルだけ見ても明らかに相性がいいです。

またGPのExモンスターは効果を発動するとED時にExに戻るためランク3の素材を1つ無駄にせざるを得なかった点をゴブリンで補うこともできます。

また妨害の質もなかなか良く互いに利害が一致しているテーマと言えます。

【P.U.N.K.】

punkは元来融合、シンクロテーマなのですがレベル3を出力することに長けていたり、Mme.スパイダーを展開中に経由することでモンスター効果無効罠、伏せカード破壊罠をサーチすることができ妨害を増やすことも可能です。

またレベル8を2体立てることができ、そうすることでゴブリンライダーが苦手な魔法メタモンスターであるタイタニックギャラクシー等を出すこともできます。タイタニックギャラクシーのxyz素材を使う効果はあまり発動することがなく素材がだぶついていくのですがそこもゴブリンライダーは活かして展開していくこともできます。

またレベルセアミン、レベル8、ゴブリンライダー等でレベル11のサイコ・エンド・パニッシャーを出してバック除去から耐性持ち大型でライフを取りに行く動きもできます。

【夢魔境】

夢魔境は夢幻の夢魔境から夢魔境の逆徒-ネイロイを持ってきて、そのまま逆徒ネイロイの効果で夢魔境の使徒-ネイロイを手札に、効果で特殊召喚すればランク3が作れます。

またパンタスというレベル4モンスターもいるためゴブリンドバーグ等からランク4を立てるといったことも可能になります。

【電脳堺】

召喚権を使わずに手札からレベル3、6のモンスターを大量展開し、xyzやシンクロを行うテーマです。

強力な効果を持っているがゴブリンライダーとは少し噛み合いが悪く枠が裂けなかったリヴァイエールを無理なく採用しながらゴブリンの苦手な着地狩りもケアしてくれます。

レベル9シンクロはマクロコスモス効果で強力ですし永続罠での妨害も強いです。

またレベル6シンクロでExターン耐久するという戦術も取れるため使い手によって様々な顔を見せることになると思います。

また単純に娘々だけ出張しても活躍してくれると思います。


【百鬼羅刹と相性のいいカード】

ここからはテーマとしてではなくカードとしての相性がいいカードを紹介します。

【SRベイゴマックス】

召喚権を使わずにレベル3を作り出せるカードです。

また、後述のカードを手札に加えることでランク3を作ることも可能です。

【SRタケトンボーグ】

基本的にはベイゴマックスから持ってくるカードになります。素引きするとちょっと弱い。

ただゴブリンライダーはブーンが風属性で、ランク3の妨害持ちに風属性がちょこちょこいるため素引きしても展開途中でSSできたりします。

【魔界発現世行きデスガイド】

召喚時に手札かデッキから悪魔族でレベル3のモンスターを効果無効にしSSするモンスターです。

このデッキはミアンダがレベル3の悪魔族なのでこのカード1枚からある程度動いていけるカードになります。

【サイコウィールダー】

場にレベル3モンスターがいるとSSできます。

チューナーであるため他のデッキと混ぜる際にも仕事します。

サイコウィールダーを2枚引いてしまった場合、サイコウィールダー召喚、サイコウィールダーSSということはできませんし、他のレベル3召喚からサイコウィールダー2体SSということもできないので積みすぎは事故に繋がります。

【サイコトラッカー】

サイコウィールダーの非チューナー版といった効果になっています。

注意点もウィールダーと大きく変わりません。

【未開域のツチノコ】

こちらも手札からSSできる効果を持ったレベル3です。もし2枚引いてしまってもターン1がないため複数展開することも可能です。

ゴブリンライダーとしての相性はミアンダが墓地送られた場合そのまま墓地からSSできますしクラッタを持っていれば落ちたゴブリンモンスターを釣り上げることもできます。

ただ手札からのSS効果はこちらの手札がランダムに1枚なくなるため、誘発や誘発を弾く札が無くなっちゃう可能性もあるためやりすぎはほどほどに…

【未開域のジャッカロープ】

ツチノコと同じく手札からSSできます。

注意点も同じくです。


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