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「エレガント人生」が好きすぎる

今日は私の最近好きな方々について書こうと思う。
それは、「エレガント人生」だ。

エレガント人生とは吉本興業所属の男女コンビ。
男性が中込悠さん。女性が山井祥子さん。
(以下、中込さんと祥子さんと記すことにする。)
コロナ初期の2020年結成。Youtubeでコントを配信している。

https://www.youtube.com/channel/UCrBouOg0-MrisG69ew1Lt7g

エレガント人生にハマる理由

「吉本所属芸人のコント」と聞くと、キングオブコントに出てくるような、大笑いできるようなコントを思い浮かべる人もいるだろう。

確かにエレガント人生は面白く、特定のセリフがツボにハマり、声に出して笑ってしまうこともある。

だがエレガント人生はそれだけではない。

1つ1つのコントに味わいがあり、深く感動することができる。気づくと何本もコント動画を見続けてしまう。

その理由はなんだろう?

シチュエーションが多様で令和っぽい

エレガント人生のコントはシチュエーションが多様だ。
男女ならではの、恋愛、恋愛未満の関係、夫婦、兄妹、姉弟もあれば、
中込さんが女性に扮した、親子、ママ友、家族、など枚挙に暇がない。

次から次にお気に入りが現れる。

具体的なお気に入りは後述するが、見始めると止まらなくなってしまう。

テーマは、マッチングアプリやパパ活、ホス狂、オタク、丁寧な暮らし…など時流を感じさせるものが多い。「令和」という時代が捉えられていると感じる。

演技力が素晴らしい

また中込さん、祥子さんお二人ともそれぞれの役に対する演技力が素晴らしい。

中込さんは、クズ男から優男、上品なグランマ……など役の振り幅が大きい。祥子さんはオタク女子や芋っぽい女子、丁寧な女性、美女、あざとい女性….など、身近にいそうな女性を演じる。

二人ともコントの中でその役に入り込んでいるので、「中込さん/祥子さんが演じているキャラクター」ではなく「キャラクター」そのものがそこにいるように錯覚してしまう。

たとえばグランマを演じている中込さんはもうクズ男の片鱗は一ミリもない。クズ男も演じるということは頭ではわかっていてもそこにいるのは上品なグランマなのだ。(中込さんはクズ男というわけではない)

コントの内容によって全く違う二人の雰囲気を楽しむことができるのもハマる理由の一つだ。

小説や映画を味わったような気分になれる

コントを見終わると、一編の小説や1本の映画を味わったような充実感を得ることができる。

それは、二人がその場面だけではなくキャラクターの人生に憑依しているからだと思う。

コントに写っているのはあくまでもその一部分だと感じる。
だから、人格だけではなく細かい所作や言葉遣いまでがキャラクターに合っている。

エレガント人生の好きな動画

エレガント人生の好きな動画シリーズを紹介しよう。

セレブおばあちゃんとその一族

麻布十番に住むセレブで上品、おしゃれが好きでかっこいいおばあちゃんを中込さんが演じる。
見ているだけで、背筋をシャンとしようという気になる。
「憧れ」というのは現実・架空関係ないのだと気づく。
特にお気に入りの言葉は、
「ルージュを持っているという事実が、女の子を美しくする。」
この言葉をきいて、本当におばあちゃんが言ってそうだと思ったし、ルージュがほしくなった。ぜひルージュのCMに出てほしい。

オタク女子

中学生の時に見たようなオタク女子を祥子さんが演じる。
好きなものへの愛を低音の早口で語る、憧れの真似をする。自分がどう見られているかは意識しない。好きなものは語りたくなってしまう。
私も実は中学生の時にオタク女子の気質があった。

なぜそうなのかというと、自分がどう見られているか、考えるのが、恥ずかしいのだ。だから、自分発信の「好き」でごまかす。(現に今もエレガント人生について語っているではないか)

祥子さんの演技を見て、過去の自分を重ね合わせて恥ずかしくなってしまうが、エレガント人生はオタク女子を馬鹿にはしていない。愛があると思う。その証拠に、オタク女子に好意を持っている男子がいて、なんと初めての彼氏もできる。そして初めての彼氏の家のお泊まり…

その緊張しているオタク女子の様子はなんとも可愛らしい。

丁寧な暮らしシリーズ

エレガント人生の上品さに合っているのが「丁寧な暮らし」シリーズだ。
だが彼らの丁寧さは一筋縄ではいかない
→丁寧な暮らししてるのに息子がヤンキー
→丁寧な暮らししているのにエロい
→丁寧な暮らししているのに下品

丁寧な暮らしとは?考えさせられる。

男女の仲シリーズ

男女の仲には名前がつけられない関係も多々ある。
エレガント人生はその関係に名前をつけてくれる。

→友達だと思ってたのに実は…
→都合のいい女
→3番目の女
→キスの前後で関係が変わる

最近はマッチングアプリでの出会いも多い。
共通の友達がいない点で不安になることもあるだろう。
この動画を見て自分の恋愛を客観視することで、一歩踏み出す、または引く勇気が出るかもしれない。

ちなみにあんなにリアルなエレガント人生は、官能表現がとてもわざとらしくて、そこも笑ってしまう。生々しくならない配慮だろうか。

「エレガント人生」は令和を象徴する芸人

エレガント人生は、メッセージ性のあるコント、多様性、男女コンビ、Youtubeで活動、など、新しさの詰まったコンビであり、まさに「令和」にふさわしいと感じる。

これからも見続けて、応援していきたい。


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