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好きな童謡を語りたい①油断してると大人にに刺さる歌

育児の楽しみの一つ。

それは子どもと一緒に童謡を歌うことだ。

自分自身が小さい頃に歌っていたものもあるし、全然知らなかった歌もある。

時々大人目線ですごく良い歌に出会うことがある。

困ったことに、童謡について語れる相手がいない。自分にはまだママ友がいない。できたとしても童謡について語る関係性になるまではかなりの時間を要するだろう。

だから好きな童謡についてここで語らせてほしい。

いくつか挙げていったらかなりの数になったので、少しずつ書いていこうと思う。今回は第一回として、「大人に刺さる子どもの歌」を紹介する。


子どもの歌すべて童謡って呼んでいいの?

「童謡」=「子どもの歌」ってことでいいのだろうか?
挙げている歌が「子どもの歌」ではあるが「童謡」っぽくなさそうなので一応確認してみた。

「童謡(どうよう)」とは、広い意味では子供向けの歌を指します。
狭い意味では、国内において大正時代の後期以降、子供たちに歌われることを目的に作られた創作歌曲を指しています。厳密には「創作童謡(そうさくどうよう)」と呼ばれています。また、海外での子供向け歌曲についても、同じような傾向をもつものを「童謡」と呼ぶことがあります。

幻冬舎ルネッサンスアカデミー/大人にこそ童謡を!
http://www.gentosha-academy.com/serial/nursery_rhyme_1-3/

童謡と聞いて思い浮かべる「しゃぼん玉」「どんぐりころころ」「かごめかごめ」は狭い意味で、時代と共に意味は広がっていき、「子ども向けの歌」=「童謡」と呼んで良いようだ。

でも、今回紹介する歌は「童謡」と言われてもあんまりしっくりこない。
1回目から定義崩壊していて恐縮だが、「大人に刺さる子どもの歌」と紹介したいと思う。

大人に刺さる子どもの歌

からだ☆ダンダン

作詞:吉田戦車 作曲:小杉保夫

「おかあさんといっしょ」から。
親子で体を動かす楽しい体操の歌なのだが、初めて歌詞を聞いた時に衝撃を受けた。

場面のモチーフが、深海→恐竜→類人猿→忍者→競争(オリンピック、文明)と、人類の進化をたどりながら次々と移り変わる。

そして最後は宇宙への希望で締めくくられる。

そらをおよごう うちゅうをのぞこう
どんどんすすむ ちきゅうのこども だよ

Uta-Net/からだ☆ダンダン
https://www.uta-net.com/song/277851/

人類の歴史、生命の不思議が好きな私にとってこの壮大な歌詞はわくわくする。(サピエンス全史大好き人間)


そして子どもたちは私の知らない未来まで見てきてくれる可能性いっぱいの存在だ。

近頃は、戦争や地球温暖化など、未来への希望が見出せないから子どもを躊躇う人もいるようだ。

だけど人類が1人でもいる限り希望はある。
そんな風に思わせてくれる。

アンパンマンたいそう

前奏かっこよすぎん?

そして、全人類に冒頭の歌詞を伝えたい。

もし自信をなくして くじけそうになったら
いいことだけ いいことだけ 思い出せ

Uta-Net/アンパンマンたいそう
https://www.uta-net.com/song/5508/



子どもと一緒にこの歌を聴いていたら、自分の方にこの歌詞が刺さってしまった。

育児と仕事をしていると、自信をなくすことばかりだ。片付かない部屋、いつも納期ギリギリの仕事、外出先で騒いだ時の周りの目、など。


「いいことだけ 思い出せ」というのは励ましとは違う。

命令・指示だ。「もし」もあるので、if命令文だ。

いいことかあ、なんだっけな、と自然に思い出してしまう。
そして子どもの笑顔、仕事でほめられたことを思い出すと、勝手に元気になる。

「いいことあるよ」「大丈夫だよ」と、言われた時より、自分事として思い出してる。気づきがある。

アンパンマンはコーチングの天才か!?
コーチングマンなのか?

そしてこれが未来の子供たちに対するメッセージでもあるところが素晴らしい。

子どもたちはアンパンマンが大好きだが、ある時ピタリとその熱が冷めてしまうようだ。悲しいことに。

アンパンマンサイドはそれを十分に承知しているらしい。

だから歌にのせて言葉の贈り物をする。
アンパンマンを卒業した子どもたちが、いつか苦難にぶつかった時の支えにしてもらいたいという計らいを感じる。

アンパンマンは改めて子どもたちのヒーローだ。

世界中のこどもたちが

作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか

世界中のこどもたちが いちどに笑ったら
空も笑うだろう ラララ 海も笑うだろう

KK BOX/世界中のこどもたちが
https://www.kkbox.com/jp/ja/song/0qw0f7rKkH9Q_bpQ1F

私が小学生の頃初めてこの曲を聴いた。
その時は申し訳ないけどあまりピンとこなかった。

でも子どもがいて初めてこの感じがわかる。
子どもは笑うのも泣くのも全力で、エネルギーが強烈だ。

世界中の子どもが一斉に笑ったらそりゃすごい。空も海も波が立つ。
世界中の子どもたちが一度に泣いたら大嵐だ。そして世界中の親はみんなオロオロする。

はらぺこカマキリ

作詞:カマキリ先生 作曲:牧野奏海

作詞はカマキリ先生こと俳優の香川照之さん。
多彩だなぁ……

カマキリはお腹が空いていて他の虫を食べようとするのだが、獲物の背景を想像すると食べられなくておなかがペコペコなのだ。

たとえばこんな調子である。

でもでもぼくはしっている
じぶんよりおもーいもの
どこまでも はこぶよ
かぞくなかまみんなのため
あーやっぱり アリさんたべられなーい

楽曲検索/はらぺこカマキリ
https://hoick.jp/mdb/detail/22042



そんな気にしすぎて飢えてしまうカマキリが心配であるが、つい我々人間のことを内省してしまう。

いつも食べている鶏とか豚とか魚のことを考えたことあるだろうか?

感情があるとしたら?スーパーに食べ物として並んでいる肉。
かつては生きているものだったのだ。

命をいただかないわけにはいかない。
植物だって生きてるから、生き物から命をもらうことは人間避けられないのだ。

命をもらう宿命な分、ちゃんと生きなければ。
重いテーマだと思う。

終わりに

今回は大人に刺さる子どもの曲を紹介してみた。
歌は記憶に残る。素敵なメッセージのある歌を、子どもが成長した後も時々思い出してほしいと思う。

(皆さんが好きな童謡はありますか?よかったらコメント欄で教えてください!)

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