![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99565378/rectangle_large_type_2_e46862da92ddfd18db5901b02f0fb8da.png?width=1200)
漢文 句形②-受身形-
こんにちは!ほげーたです。いろいろと後悔している今日この頃です。
さて、今回は受身形について紹介していきます。
受身形は読んで字のごとく、「~される」という意味を持ちます。古文にも「る・らる」という助動詞がありましたよね。この助動詞の性質が今回非常に重要になってきます。まとめると下の通りです。
① 受身の助動詞「る・らる」→「見・被・所・為」
② 四段活用・ナ変・ラ変なら「る」、それ以外は「らる」
③ 受身の助動詞の接続は「未然形」!
ここで、一つ例文です。
是 以 見 放。 → 是を以て放たる。(このことによって放たれる)
※是以は「ここをもつて」と読む。
「見」があるということは受身形です。「放つ」は四段動詞なので、
「る」であり、終止形なので、「放たる」となります。また、助動詞にあたるので、書き下すときは平仮名にしましょう!
※是以(ここをもつて)・以是(これをもつて)・於是(ここにおいて)
の3つは非常に混同しやすいです。気を付けましょう!
もう一つ、重要な受身の表現があります。
為 天 所 絶。⇒ 天の絶つ所と為る。(天に絶たれる)
「AのBする所と為る」・・・受身の助動詞「所・為」が用いられているの
で、もちろん受身表現です。頻出です!
いかがでしたか。漢文が古文と密接にかかわっていることがよく分かったと思います。では、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?