絵師イラストとAIイラストと比較してみました!

昨今AIイラストの参入が目に見えて増えてきたので依頼者の立場から、AIイラストを利用した場合と絵師に依頼した場合の比較をしてみました!
みなさまの今後の活動の参考になればと思います。


依頼時のコミュニケーション

◯絵師に頼む場合
基本はメール対応。返信速度は絵師さんによって異なるが、返信メールが2日以上かかる場合があるためレスポンシブは悪い。

◯AIイラスト
細かいコミュニケーションなど必要ない。システムを導入してプロンプトやモデルなどを用意するだけ。
反面、プロンプトなどを学び、好みの絵が出力されるまで根気強く作業をする必要がある。

金額に関して

◯絵師の頼む場合
依頼者の立場に応じてクオリティや金額が変化。
(例:有名なアーティストのジャッケットなど絵師の実績に繋がるものは価格が安くて高品質なイラストが提供されることが多い。反面、個人依頼や無名サークルなどは金額が高くなりがちで、クオリティは足元を見られがち)
また著名なイラストレーターの場合は、個人依頼(Skeb含む)を断わっている場合が多いため、そもそも依頼を受け付けていないことが多い。

◯AIに頼む場合
依頼者の立場で差別、区別をしない。
集中学習で「絵師」の画風のデータを学習すれば「特定の絵師風」のイラストを生成できるので、個別依頼を受け付けていない絵師さん風のイラストも気軽に生成できる。
あくまで〈っぽいイラスト〉である。

納期

◯絵師に頼む場合
絵師によって様々だが通常1〜2ヶ月待つことが大半
場合によっては3年以上待つ場合も……。

◯AI絵師の場合
即日納品可能。
急な依頼にも嫌な顔ひとつせず納品してくれる。もちろん特急料金もない。

クオリティ

◯絵師に頼む場合
クオリティはモチベーションによって変化する。
特に趣味絵と仕事絵では、趣味絵の方が断然クオリティが高いことが多いため、同じクオリティを期待すると痛い目をみることもある。

◯AI絵師の場合
プロンプトの入力によって変化。特にModelやLoraによって著しくクオリティは変化するため、きっちりと使いこなすためには相応の技術が必要だが、使いこなせればムラがなく安定したイラストを使用できる。

アフターフォロー
絵師に頼む場合
SNSでの宣伝をしてくれる。絵師のフォロワーが製品の売上などに貢献してくれる。
しかしVtuberに限っては、昨今は「パパ」「ママ」呼びのコミュニケーションを嫌がる絵師も多いので、そういった面は期待はできない。

◯AI絵師の場合
アフターフォローは基本的にはしてくれない。

犯罪性の有無

◯絵師に頼む場合
トレパクなどによって犯罪になる可能性がある。
任天堂のイラストを書いていた〈古塔つみ〉氏や、恋愛シュミレーションゲームのイラスト〈花邑まい〉氏など、多くのイラストレーターが犯罪行為をしており、一般的には見分けることは困難。
しかし「バレなきゃ大丈夫」ということなのでAI絵よりも炎上はしにくい。

◯AIイラストの場合
現在の法律では合法だが、高確率で炎上する可能性が高い。

以上です。今後の活動の参考になれば幸いです。
それでは、良きクリエイターライフを!

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