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ラバンディン・グロッソ( Lavandin grosso)

ラバンディングロッソは、蜜蜂がいわゆるラベンダーと耐暑性の高い種類のラベンダーの花粉をまぜこぜに運ぶことによって自然交配して生まれた種と言われています。はい。ラベンダーだとすっかり勘違いして購入したものです。ラバンディンの属名はラテン語の「lavo(洗う)」に由来。

ラベンダーと言えば、リラックスと安眠のハーブ。でも、このラバンディングロッソは香りも効用もスッキリサッパリ。成分としては、シネオールもカンファーもラベンダーより強いので、ガツンとした作用がおこり、逆にリラックスには向かないよう。作用としては鎮痙、肌の細胞活性、免疫回復や抗菌、抗炎症、などなど。

実際に、グロッソのチンキはどんよりしたエネルギーをどんどん祓っていくかのような働きをしてくれている気がする。気分だけでなく、空気もクリアにしてくれるので、ちょうどお花をどんどん咲かせる6月〜7月の梅雨の時期、身体にも心にもそして、環境にもスッキリサッパリと働きかけてくれる抜群の力強さが有難い。

普段、パソコン仕事が多いので、気がつけば肩がコリコリで首が痛くて仕方がなくなる時がある。そんな時、グロッソのチンキを首のあたりにぴちゃぴちゃとたたきつけて香りを楽しみながらリフレッシュ。少しするとスーッと気持ちよくなってくる。ゴリゴリの肩こりが一気に治ることはないのだけれど、気のせいであったとしても、和らげてはくれているのは確か。

ラバンディンは花もたくさんついて、育つ環境もそれほど選ばず、どんどん大きくもなっていくので、ラベンダーよりいいんじゃないかと思ってしまうけれど、精神心理面の治癒として働かきかけてゆく繊細さは持ち合わせてはいないよう。植物のあり様そのものが効用にも重なっているのだなと思わせてくれるハーブのひとつだ。

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