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~虎に翼~ 終戦を迎えて

どうも。
こりーぬ、です。
初めての方も、また読んでくださってる方も
ありがとうございます。

どうしても今は『虎に翼』に関することが
書きたいみたいなので、
暫くはその方向で心の赴くままに
書こうと思います。

優三さんが出征してから、
虎ちゃんは、義姉の花江ちゃんと
子供達といっしょに疎開しており、
お父さんとお母さんは
会社のある登戸に残っていました。

昭和20年3月の東京大空襲で、
花江ちゃんの両親は亡くなってしまい、
それから4か月ほどして
疎開している虎ちゃんたちのもとへ
お父さんの直言さんが訪ねてきます。

お兄ちゃんの直道さんが
戦死したという知らせがきていました。
花江ちゃんは、その場で大声を上げて
泣き崩れる。
それが胸を突かれるようでね……

息子たちも帰ってきたら、
急におじいちゃんが訪ねてきていたこと、
お母さんが泣いている目の前に、
戦死公報(だったと思う)が
置かれているのをみて
「お父さんはお国のために戦ったんだよね」
と言うのを聞いて、こちらは胸が潰れそうでした。

こんなこと、子供達に言わせたくないなぁ
お兄ちゃん、完全にフラグ立てきって
全部回収していってしまいましたよ……

それから1か月もしない内に終戦を迎え、
虎ちゃんたちは、上野を経由して登戸へ
戻ることに。
たぶん、上野から登戸まで徒歩だよね。
いやぁ、だいぶ距離あるよねぇ……
上野に着いて歩いていると
身寄りがない子供達だけで
肩を寄せ合って生活しているのが
わかる。

そんな中、よねさんが働いていた
カフェーに立ち寄ってみると、
扉は閉まっていて中は窺えない。

近くにいた女性が
「そのお店の人は亡くなったそうですよ」と。
冒頭で、空襲に遭っている時に
店主の男性を引っ張って、早く逃げようと
声を掛けるよねさんの姿があったのですが、
亡くなったのは伝聞なので、
どうか間違いであってほしい。

そして、登戸に帰りつくと、
お母さんが出迎えてくれました。
直言さんの工場は、
戦争が終わって注文もなくなり、
女工さんたちに暇を出していた。

そして、その直言さん、
咳込んだりして、どうも病気のようです。
寝てばっかりいるってお母さんも言ってた。

それでも。
とにかく、生きていくために
着物を売ったりして
虎ちゃんたちもなんとか踏ん張ろうとしていた。
配給で良い物が入ったって
喜んでいたときも
痩せた小さな魚が1匹ずつ。
直道さんが出征するときのお膳と同じだったような。
それでも贅沢なんだものね……

そして、
やっぱりあったよね?と思っていたそれは
帰ってきたその晩に判明。
お母さんが、花江ちゃんの子供達、
要は孫たちに、
「これまで我慢していたことは
私はわかってますよ」
もう、おばあちゃんの前では
泣き虫弱虫でいいのよ、って声をかけると
男子二人は、泣きついた。

泣きながら
「疎開先のやつらがいじめてきたんだ。
でもお母さんには言えないし」
「それに、俺にはわかる。
虎ちゃんに言うと面倒なことになる」
それを外でお父さんと
優未ちゃんをあやしながら聞いてる虎ちゃん。
「え?どういうこと?」って
直言さんに聞くけど、
直言さんは
「あいつら、お父さん(直道)に似てきたな」って
弱弱しく笑うの。

おばあちゃんの、私はわかってます。
孫の、俺にはわかる、は
虎ちゃんのお兄ちゃんの口癖。

花江ちゃんが、
結婚式の写真を箪笥の上に飾って、
直道さんのところをそっと撫でるのがね、
せつない。

それを遠目から見ている虎ちゃんも
優三さんと結婚した時の写真を眺めている。
でも、優三さんの安否はまだわからないから、
親友で義理の姉である花江ちゃんに
ずーっと何も言えないでいるのよ。
慰めることも、共感もできない。
する資格がない。
で、虎ちゃんは自分のは飾らずに
手提げの中にそっと仕舞いこむんだよね……

夜泣きする優未ちゃんをあやしながら
「お父さん、今どこにいるのかしらね」
って、もうもうもう~~~~
戦争って、こうやって理不尽に
家族を引き離すから嫌よね!

そんな中、岡山の高等学校に行っていた
弟の直明くんが
半年早く、卒業資格をもらって
無事、登戸に帰ってきました。
ずいぶんと頼もしく成長しています。

虎ちゃんが、「明日、
帝国大学の願書を貰いに行きましょう」って
言うと、
家族の為に働くよ、
この1年、勤労奉仕なんかで勉強してなかったし、
子供達にひもじい思いをさせないためにも
みんなを支えたいんだ、って
そんな健気なことをいう弟。

元々、帝国大学に入るために
岡山の学校に行っていたのに。
でも、お父さんも仕事が立ち行かなくなって、
大学に通わせてやれる自信がない、
済まない、と頭を下げ、
お母さんも、おねがいします、と言う。

そんな状況に、虎ちゃんは
胸の中にいろいろと
去来するものがあるのでした。

という今日の終わり方

うん。これで、
虎ちゃんが裁判官として
仕事復帰する流れになるのですね。

もうね、
とにかく、戦争はいやだよ。
いいことなんて何にもない。
勝ったらいいのかっていうと、
そんなこともない。

勝つ方が、誰も死なない、
家族も友達も
家も、土地も、学校も
何もかも失わないなんて
そんなこと、
物理で戦ってたら、
絶対ないもんね。

だから、戦争したかったらさ、
仕掛ける方のえらいひとが、
タイマン挑んだらいいんじゃない?

受ける方のえらいひとには
たいそう迷惑な話だけども。

ところで、ものすごく下世話な話ですが、
弟の直明くんね、
花江ちゃんのこと、好きなんじゃないかなって
少なくとも、そういう裏設定がありそうだなって
勝手に思ってます。

亡き兄の嫁である、美しき未亡人。
ちょっと歳が離れすぎだから
どうかな、と思うけどね。
10歳以上離れてる設定かもだけど、
戦後は死んだ兄弟のお嫁さんと
生きてる独身の兄弟が再婚する
ということも割とあったから
なくもない、と想像してみる。

もう結構前になっちゃうけど
「カムカムエブリバディ」でも
そうなりそうなことはあったよね。
主人公の安子が、
お兄さんと結婚してたんだけど
彼は戦死してしまって、
弟は生きて帰ってきた。
弟とは同級生で、
彼はずーっと安子のことが好きだったんだけど、
全然伝わらない、というか、
安子に全くその気がないので、
好きだって言われても
結婚したいとは思わないのよ。

でも、彼女は亡き夫との娘を自分で育てたくて
婚家から逃げるという選択をした。
でも、それを弟がさ、手引きしてあげんの。
これも切ない。

また、脱線してしまったけど、
仮に直明くんから結婚したいと言われたとしたら、
花江ちゃんならどういう選択をするだろうか。
彼女は直道さんが大好きだったので、
弟としか見られないと断るか、
それとも兄弟で似ている部分に目を向けて
受け入れるか。

まだまだ幼い息子2人を育てている上に、
帰る実家はもうない。
安子と似たような境遇だけど、
義母と、親友である義妹ともうまくやってる。

花江ちゃんはわりと強かなので、
受け入れて再婚するかもなぁ。
すみません、妄想が暴走しました。







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