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「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」十話感想

十話の感想やっていきます。
今回は繋ぎ回なので語ることは少ないと思います。

アバン

お互い距離をおこうとする八幡と雪ノ下雪乃のせいで、どこかぎこちない雰囲気の奉仕部。そんな空気を和らげようと由比ヶ浜結衣が話しかけるも即会話終了。こんな調子で進むのでしょうか。

Aパート

女子の文化祭実行委員決め。男子は八幡ということもあり、由比ヶ浜結衣が実行委員に興味をもちます。
そこに相模南が「仲いい同士でイベントとか盛り上がりそう」と嫌味を言う。こういう嫌味な表現もいいですね。
ただ、そんな相模も三浦の一言で黙ってしまう。ここに相模グループと三浦グループとのヒエラルキーの差が表れてます。

女子の委員は相模に決まり初めての委員会に行くと、そこには珍しく雪ノ下雪乃の姿があります。委員長は相模に決まり、その日の委員会は解散で奉仕部へ。

部活を一時休みにしようと話をしていたところに、相模南が”手助けして欲しい”と依頼に来ます。それをすんなり受けてしまう雪ノ下雪乃。そんな雪ノ下雪乃にとうとう腹を立てる由比ヶ浜結衣。そして八幡も、、、

場面は変わって委員会の会議。雪ノ下雪乃は相模南の仕事を否定するように、自分ひとりで会議を進めていきます。
相模南はクラスだけでなく、ここでも劣等感を持つことになる。
ただ、そんな雪ノ下雪乃の行動を八幡と平塚先生が不安視する姿が映ります。

Aパート終

Bパート

着々と文化祭の準備も始まり、クラスでも出し物の話題で盛り上がる中、委員会の時間になっても教室には相模南の姿がある。相模南の意欲が下がっているのが感じ取れます。

八幡が委員会へ行くと、そこには陽乃さんの姿が。いつも通り険悪そうに雪ノ下雪乃と会話しています。
そこに相模南登場。雪ノ下雪乃の弱みを知って、水を得た魚のようにイキりはじめます。
そして相模南の「少し仕事のペースを落とす」という提案により、委員会の人員はどんどん減っていきます。

減った人員分のしわよせが他の委員にいくなか、雪ノ下雪乃は人一倍の仕事をこなします。しかし、その人手不足はかなり深刻です。
そんな状況を見て葉山隼人は、「ちゃんと人を頼った方がいい」と雪ノ下雪乃に提案を持ち掛ける。その提案に城廻先輩も賛同し、他の委員の人たちも雪ノ下雪乃の方を向きその提案を促します。

ここからが今回のハイライト

八幡は一人、上を見上げ語り始めます。なぜ一人でも出来る人間が、雪ノ下雪乃が否定されなければならないのかと。これまでボッチだった八幡だからこそモノローグのように思えます。(「麗しい仲間意識」のセリフで一気に皮肉ぽくなるのがいいですよね。)

ただ、他の人は別に雪ノ下雪乃を否定しているわけではないですよね。ではなぜ八幡はそんなことを言うのか。それは、「委員会の人らは誰も雪ノ下雪乃のことを理解しようと思ってない」からです。なぜ雪ノ下雪乃は一人でも頑張っているのか、それを理解しようとせず提案を持ち掛けているのに八幡は怒っている。前の話でこれ以上は踏み込まないと決めたはずなのに、それでも雪ノ下雪乃に寄り添おうとしている。もう、これは八幡の””ですよ””。
八幡が上を向いたのは、雪ノ下雪乃の方を向く人たちへの反骨心を表しているんですね。

八幡の口から出た文句もむなしく、状況は変わらないまま。そんな中、雪ノ下雪乃が風邪で学校を休んでしまう。

Bパート終

最後に

最初に述べたように繋ぎの回なので話すことは少なかったですが、キャラ描写の細かさは変わらず素晴らしいと思える回でした。
てな感じで十話の感想でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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