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茶の湯稽古場から10月3週

寄付   柘榴の絵色紙
床    大道透長安
花    弁慶草
花入   獅子耳 伊太利
香合   銀製 鹿 土耳古

例年と大きく替えた、名残の道具組。
ざくろの絵は、草月流勅使河原蒼風先生筆。先生は字も絵も素晴らしい!
私の花の号「碧水」は、蒼風アオイカゼに対してミドリミズなのです。

床は悟りに到る道の表現でしょうが…
透は、トオル(通)と同義語です。
長安からシルクロードに、思いを馳せました。花入はイタリア製、ローマはシルクロードの終点です。

またイスタンブールを終点と見る方もいるので、トルコ製の鹿。それをペルシャ菱文の古帛紗に乗せて~

他にキャラバンの絵茶碗も。これは御題(旅)の年の、茶碗です。あの年は楽しい道具が、沢山売り出され購入しました。

長い風炉の旅も、いよいよ終わります。