見出し画像

茶道具百話 珍品好き

「先生この風炉先屏風、初使いですか?」目敏い弟子の言葉です。
(そういつか茶会で使いたいと、シマッテいたの。今使わないと、この次は無いかもしれないし…)

一般的な屏風と違い、杉の木製で腰板のみの上透かし。普通この形は、腰部分が紙か裂張りかです。

これを道具屋で見せられ「大川さん、こう言うの好きでしょ!」
悪魔の囁きが~50年以上の付き合いなので、見破られています。

若い頃(珍しい!)飛び付いて購入した道具。意外と使わずにいます。
どんどん使わないと、冥土の土産になりかねません。

気温も夏日が増えて来たこの頃、
相応しいかと思います。