茶の湯稽古場から ウェルカム!

愛弟子が永平寺から、盆の為下山。一年半ぶりに、やって来ました。

聞けば肝心の寺御住職は、コロナに罹患して動けず、一人で大活躍だったとか…

床  永平寺丹羽老師筆
   行雲流水
花  数珠玉・みそはぎ・竜胆
花入 青磁 蓮弁彫
香合 くわら

薄茶器 朱塗 仏器
茶杓  妙法
茶碗  香炉釉

蓋置  赤膚焼 奈良絵
建水  安南 蜻蛉

ざっとこんな道具組で、迎えました。
軸はズバリ、愛弟子の今の姿「雲水」の語源。
花の内、特に竜胆を喜びました。
何故なら、永平寺の寺紋(開祖道元禅師の家、久我家の紋)だからです。

香合のくわらは、袈裟の留め具の丸い輪の形。表は桔梗、中は藤蒔絵。共に紫で、僧侶の衣を踏まえての柄。

薄茶器は、仏様へお供えを入れた器。茶杓、大徳寺松雲老師作
茶碗は通称(白楽)です。

蓋置の奈良絵とは(過去現在絵
因果経)からの絵で、お堂などが描かれています。

大方仏事むけの、道具を出しました。軸はお土産に、持たせました。本来は今日来る筈でしたが、台風の為1日早めました。

今現在、物凄い豪雨で恐ろしい程です。どうぞ被害が、少ない様にと祈ります。