御茶事の練習 2

中立が終わり部屋に通ると、お約束床の間中央に花が。黒文字の枝に緋乙女椿です。

(貴方花を生けた後、座って客の位置から見た?立って生けるから、
視線が合わない。それと掛ける花入だから、理想は雪柳・小手毬など垂れる枝だと、格好が良いかも?)

流石に20年選手、濃茶は点前も練り具合も合格。茶碗は数寄者の作、問答で書き付けを聞くと「分からない方が、銘を付けています」

(調べても不明の時は、呼銘と答えます。誰が書いたか分からないが、そう呼ばれて来たとの、意味でしょうかねー)

薄茶になり、煙草盆が出されました。火入れの灰も、綺麗な仕上がり。煙草入れの蓋を開けたら、刻み煙草が底の方にちょっぴり。
(例え女の客だとしても、もう少しいれた方が良い)

こうして、注意指導は続きます。