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茶道具百話 太郎

表流六代家元が、三個の茶碗を手作りして、楽家五代宗入に焼かせました。それを太郎・次郎・三郎・と銘。

長男表七代如心斎・次男裏七代最々斎・三男裏八代又玄斎に、与えました。この時、茶杓も添えたとか。

太郎(黒)は表千家、次郎(黒)三郎(赤)は裏千家に伝来しました。
藤田美術館創設者 藤田傳三郎が、明治に次郎・三郎を大正に太郎を入手。

三人の息子に与え、現在太郎・次郎の二碗は藤田美術館にあります。
単に(太郎)ならば、日本昔話の主人公達~金太郎、桃太郎、浦島太郎などが浮かびます。楽しい取り合わせが、出来る予感がしますね!

画像は割合上手な、写し物です。