見出し画像

茶道具百話 虫明焼

今年の炉開きには、久しぶりに珍碗を
出しました。岡山県の「虫明焼」、時雨に紅葉の柄です。
少し深目ですが、雨を表現する線を
生かす為でしょうか?

虫明焼は岡山藩家老・伊木家のお庭焼として始まりました。幕末の伊木三猿斉は京都から仁阿弥道八や真葛長造などを招きました。

それで?地方の焼き物としては珍しい、薄作り・絵も洒落ています。

すっきりした焼きが多く、使い勝手も良い様です。現在も「黒井一楽」氏が再興した窯があります。