茶友

茶友の稽古場、中置の点前を練習していました。派手な蒔絵の大棗を、使っています。
私が不思議な表情でいると「大川さん、何か言いたいのでは?」長い付き合いなので、見破られました。

(中置なのにあんな金ぴか、しかも大棗ってどうよ。名残の月で侘びる・お茶も残り少ない筈・なのに、大きい茶器はねー)

「いやこの棗は、10月茶会用に買った
の。自分でも失敗と思うから、稽古用に、下げたの」
(まあ一つの棗に、稲・鳴子・雀・と全部入り。賑やかであんさんに、相応しいのでは!)

「何もわからない頃に買った品は、駄目な者ばかり。勉強が足らなかった」
(えっ過去完了形?現在進行形では)

「もう早くお菓子食べて、口を塞いで」