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兄弟戦争の評価の反省(緑以降と統率者)

※この日記は主にモダン・レガシーの環境を想定しています
過去にした評価: 


無鉄砲 似たようなカードである怨恨がモダンですらほとんど見かけない
のを受けて、初見では全く評価してませんでした。
しかし、モダンの呪禁オーラでは第2の怨恨として評価されたためか、
8割以上のレシピに1~4枚採用されていたのが確認できました。
(とはいえ、呪禁オーラ自体がモダン全体の0.1%ほどとごく少数では
ありますが…)

サリンスの鋼探し 後半の大誤算その1
初見では全く評価してませんでしたが、アーティファクトが自分の
コントロール下で戦場に出るたびにライブラリートップが土地だったら手札に加えられ、それ以外なら諜報1を行える点が一部で評価されたようです。
そのためか、モダンのグリーンフードに基本パーツとして2~4枚採用
されていました。

機能不全ダニ 後半の大誤算その2
初見でも「1マナで出せる上にカルドラの完成体をも追放できるので、
モダン以下でも採用されうる」とは評価していましたが、1マナのアーティファクトクリーチャーなので創造カーン・ウルザの物語・召喚の調べで
サーチできる点などが、予想以上に高く評価されたようです。
そのためか、モダンではアミュレットタイタン・緑トロン・ハンマー
タイム・鱗親和・ヨーグモス医院・ジャンドなどといった、これをサーチ
する手段が入ったデッキに1~3枚採用されていました。
一方のレガシーでは、ウルザの物語からのサーチ先として8-Castの7割ほど・土地単の1割ほど・ペインターの1/4弱・ANTでないストームデッキの4割
ほどのレシピに1枚差しされるなどしていました。
(全体的な採用率は、モダンでは13%ほどにまでなったほか、レガシーでも5%を超えたほどでした)

多色
軍勢を灰に 後半の誤算その1
初見では「既に名誉回復を採用しているデッキに、土地破壊したいか追放
したいかで採用するかを決めたい」と評価していました。
しかし、名誉回復と同じマナコストなのにウルザの物語を始めとした
土地を対象に取れないのが厳しかったためか、モダン・レガシー共に
採用実績はありませんでした。

第三の道の偶像破壊者 若き紅蓮術士と違いミシュラのガラクタでも
1/1トークンを生成でき、意志の力や否定の力のコストとしても使える点がけっこう評価されたようです。
そのためか、初見での「若き紅蓮術士を採用するタイプのデッキには採用を検討しても良さそう」とは評価した通り、モダンの青赤果敢の1/7ほどの
レシピの中に4枚積まれたものがけっこうあったり、脱出基地の1割ほどの
レシピに1~4枚採用されたほか、ごく少数ながらカウンターモンキー・ストーム・ジェスカイジャンクあたりにも採用されていたのが確認できました。
一方のレガシーでは青赤Delverの5%ほどのレシピに2~4枚採用されたほか、青赤緑Delver・イゼットドラゴン・グリクシスジャンク(秘密を掘り下げる者の代わりに、黒を足して悪意の大梟などを採用したタイプのデッキ?)
あたりにこれが2~4枚採用されたレシピを見かけました。
(調べてみたら、若き紅蓮術士の枠を押しのけて採用されたように
見えました。全体的な採用率は、モダンでは1%をやや下回るほどだった
一方、レガシーでは1%を超えました)

刃とぐろの蛇 後半の誤算その2
初見では「食物連鎖に採用するとしても、既に護衛募集員などでサーチ
できるハイドロイド混成体や歩行バリスタが存在するが、無限ドロー&
全ハンデスができる上に、無限パワーかつトランプル&速攻のクリーチャーになれる点は評価できそう」だと思っていました。
しかし、食物連鎖コンボを決めた状態でハイドロイド混成体を唱えれば大量ドロー&ライフゲインを行え、歩行バリスタを出せば戦闘を介することなく勝てるためか食物連鎖への採用実績はなく、モダンの黒単の2件のレシピで創造カーンからのサーチ先として1枚採用されたに留まりました。

土の勇者 後半の誤算その3
初見では「アーティファクトゆえの破壊されやすさは気になるが、緑4マナを払って出せば8/8として、緑6マナで11として使える点」を評価いました。
しかし、「4マナ8/8のアーティファクトクリーチャー」というだけでは
モダン以下では力不足だったためか、モダン・レガシー共に採用実績は
ありませんでした。

アーティファクト
街並みの地ならし屋 後半の誤算その4
創造カーンでサーチできる点が評価されたためか、モダンの青トロンの
3割ほど・緑トロンの6割弱・エルドラージトロンの半分ほどのレシピの他、陰謀団の貴重品室と創造カーンが入った黒単の8割弱のレシピにも1~2枚
採用されるなどしていたのが確認できました。
(初見では同マナ域に隔離するタイタンが存在するのを気にしていましたが、破壊できるパーマネントが違うので差別化を考える必要はなかった
です)

ファイレクシアへの門 後半の大誤算その3
初見では「トロンのウルザ地形から素出しするか、レガシーのペインターに入れて溶接工で釣り上げるかすれば使えそう」だと思ってました。
しかし、溶接工ありきでレガシーのペインターに入れるにはリスクが高かったためか、レガシーではペインター内ですら採用率は5%を切ってました。
一方のモダンでは、アーティファクトなので創造カーンとのシナジーはあるものの、8マナ域に隔離するタイタン&街並みの地ならし屋、10マナ域に飢餓ウラモグが存在するためか、トロン内での採用率は5%を切ってました。
しかし、出せれば強力なアーティファクトが点が一部で評価されたためか、これを踏み倒して出せる不屈の独創力デッキの2%ほどのレシピのサイドに
1枚(稀に2枚)差しされたほか、新たな造形デッキ(全体の0.4%弱)の
7割ほどのレシピに2枚採用されていたのが確認できました。

石の脳 後半の誤算その5
「のべ4マナかかるものの、色を問わず漂流自我と同じ効果を得られる」点がかなり評価されたためか、モダンでは創造カーンが入る緑トロンや
エルドラージトロンの8割ほどや黒単の2/3ほどに1~2枚採用されたほか、
アミュレットタイタンの1/4ほどのレシピ(創造カーンが入ってないのも
含む)にまで1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、創造カーンが採用されやすいペインターの1割ほど・赤単プリズンの1/4ほど・ヘルムコンボ(全体の1.1%ほど)の1/6のレシピに1枚差しされるなどしていたのが確認できました。
コストとして追放する点まで創造カーンとの相性が良かったためか、
全体的な採用率はモダンでは8%ほど、レガシーでは2%ほどでした)
モダンで活躍することは予想できましたが、のべ4マナかかる点が気になったためレガシーでもここまでの採用率になることは予想できませんでした)

土地
解体爆破場 後半の大誤算その4
初見では「廃墟の地と違い、基本でない土地を破壊した後に、ライブラリーから基本土地を出すのが強制ではない」ところを気にしていました。
しかし、それさえ除けば廃墟の地と同じように使えるためか、実際には
モダンのデスタクの1/8ほどのレシピに1~2枚、黒単の2/3ほどのレシピに
3~4枚採用されるなどしていました。

要塞化した海岸堡 初見では「青白を含む兵士デッキには4枚積まれそう
だが、現時点ではその兆候が見られない」と評価していました。
しかし、6マナつぎこめば兵士を強化してくれる能力がアンタップインで
出せる2色土地のおまけとしては強かったためか、これを4枚積んだモダンの人間デッキ(5色ではなく、青白タイプ)のレシピを4件だけ見かけました。
(振り返ってみたら、サリアの副官・2マナサリア・ラヴィニア・
エスパーの歩哨・不確定な船乗りと、モダンレベルの人間・兵士
クリーチャーはそれなりにいたことが分かりました)

合体
ファイレクシアのドラゴン・エンジン 後半最大の誤算
ほぼ初見の評価通りモダンでの採用実績はほとんどなかった一方、
レガシーのペインターにおいてはゴブリンの技師とは墓地送り・墓地からのリアニメイトの両方でシナジーを形成するだけでなく、単体でも5マナで
蘇生できる点が評価されたようです。
そのためか、ペインターの6割ほどのレシピに1枚差しされていたのが
確認できました。

ガイアの声、ティタニア&自然の聖域、アルゴス 後半の誤算その6&その7
初見では「合体用のパーツが土地とクリーチャーなので比較的揃えやすい
ため、モダンで専用のデッキを組んでみたくなる組み合わせ」
「アミュレットタイタンやヴァラクートあたりの追加の勝ち手段の候補に
なる」「カラカスや不毛が存在する上に、モダン以上に強力なコンボデッキが多く存在するレガシーではパワー不足」だと思っていました。
しかし、ふたを開けてみたらレガシーでは緑頂点や輪作のおかげでモダン
以上に2枚を揃えやすく、カラカスや不毛に弱いという欠点は不毛や
壌土からの生命で対策する・サブの勝ち手段として割り切り、合体出来たらラッキーだと思うなどすればいいとごく一部で思われたためか、
採用レシピ数はレガシーの方がモダンの倍以上でした。
(とはいえ、全体的な採用率は両者ともモダンでは0.1%未満、レガシーで
すら0.2%ほどでしたが)
アミュレットタイタンやヴァラクートに採用された形跡はありませんでしたが、レガシーでは全体の中で1%ほど存在するダークデプスの1/6ほどの
レシピに、両者を1枚ずつ採用したレシピを見かけました。

マイトストーンとウィークストーン 後半の誤算その8
初見では全く評価してませんでしたが「5マナと重いものの、無色マナだけでクリーチャー除去or2枚ドローを行える上に、アーティファクト限定の
マナアーティファクトとしても使える」点が一部で評価されたようです。
そのためか、モダンではトロン系デッキのごく一部で3枚採用されたに
留まったものの、レガシーではペインターの1割ほど・全体の中で0.6%ほど存在する茶単の1/5ほどのレシピに1枚差しされたりしていたのが
確認できました。
(ちなみに、採用レシピ数はレガシーの方がモダンの倍以上でした)

統率者

爆発炉のヘルカイト 後半の誤算その9
初見では「滞留者の相棒・マイアの処罰者・思考の監視者を生け贄に
すれば、2マナ5/5瞬速・飛行・二段攻撃として使えるので、専用の親和
デッキが作られる可能性がありそう」だと評価していました。
しかし、除去や打ち消しを受けた際のディスアドバンテージや赤ダブル
シンボルである点がネックだったためか、レガシーでの採用実績は
ありませんでした。


根の道の浄化師 4マナと重いのもあって初見では全く評価してません
でしたが、稲妻に耐えられる上に自分のコントロールしている特殊土地を
基本にすることで、不毛の大地・血染めの月・基本に帰れあたりから守ってくれる点がごく一部で評価されたようです。
そのためか、緑Postの35%のレシピのサイドに、緑頂点からのサーチ先と
して1枚差しされていたのが確認できました。

機能不全ダニの採用率を見て「モダン以下でも採用されうるとは思っていたが、まさかここまで採用されるとは…」と思いました。

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