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2023/3/6 mtgの禁止制限改訂

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レガシー
禁止 表現の反復・白羽山の冒険者

特に気になった点(表現の反復編)

イゼット・デルバーはレガシーにおいてかなりの長期間に渡って人気が
あり、近年は《濁浪の執政》、《ドラゴンの怒りの媒介者》、
《表現の反復》などの強力なカードを獲得してきました。
我々はイゼット・デルバーにカードの質と量を供給し、メタゲームのどんな変化にも容易に適応し頂点であり続けることを可能にしている
《表現の反復》の禁止を選択しました。
単純に強いカードを取り除くことに加えて、《表現の反復》を禁止して
イゼット・デルバーをメタゲームの中でもろくすることでこのデッキの
本来の長所(効果的な1対1交換)と短所(カードの枚数を増やす方法の
欠落)が強調されることが期待されます。

→レガシー環境の2割を占める(2022/3/8の晴れる屋のデータより)
イゼット・デルバーを弱体化させるためには、クロックパーミッションの「アドバンテージを稼ぎにくい」という欠点を、わずか2マナでなくして
しまう表現の反復を禁止にした方がいいとは前から思っていました。
その一方、(出る前限定だが)墓地掃除でかなり弱体化させられる上に
赤霊破&紅蓮破でも除去できる濁浪の執政や、諜報1こそ止められないものの墓地掃除で1/1に抑え込めるドラゴンの怒りの媒介者を禁止にするべきではないと思っていたため、反復だけを禁止にするのは妥当だと思いました。
(個人的には、モダンで禁止になる可能性もなくはないと思っています)

(白羽山の冒険者編)

『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の発売以降、
イニシアチブのメカニズムはレガシー・フォーマットに大きな影響を与え、その人気は高まり続けています。
この現在2番人気のデッキは高速マナでイニシアチブ・クリーチャーを
出し、挽回が困難なアドバンテージを序盤で獲得します。
このプレイパターンの安定性と速度を下げるために、我々は効果的な3マナのイニシアチブ・クリーチャーである《白羽山の冒険者》の禁止を選択
しました。

→イニシアチブストンピィを禁止のみで弱体化させるなら、2マナランドからの金属モックスor水蓮の花びらで1ターン目に出せてしまう白羽山の冒険者を禁止にするのが妥当だと思います。
しかし、個人的には「1vs1の対戦時に限りイニシアチブのルールにエラッタをかける代わりに、白羽山の冒険者は禁止にしない」というのもありな気はしました。
(エラッタ例:1vs1の対戦時に限り「イニシアチブを得るたびに、地下街
探索をする」能力を無効にする)
こんな案を出してみたものの、1ターン目にイニシアチブを取ってしまえばクリーチャーを除去してもアップキープのたびに地下街探索のボーナスを
得られてしまうので、やっぱり白羽山の冒険者を禁止にするのが無難な
ところだと思いました。

おまけ(モダン編)

前回の更新と同様に、モダンは健全な状態であり続けていて、豊富な
アーキタイプがあり、上位デッキのメタゲーム内のシェアは比較的なだらかに分散しています。
イゼット・マークタイドは競技プレイで最も人気のあるアーキタイプ
ですが、他に大きく差をつけているわけではなく、勝率も問題ありません。

→カウンターモンキーですら、モダン環境の1割にも満たない
(2022/3/8の晴れる屋のデータより)ものの、1マナで出せる上に攻撃を
通し続ければ宝物トークンによるマナ加速&相手のライブラリートップの
カードを唱えることによるアドバンテージ稼ぎができる上に、2マナでの
疾駆による奇襲までできるラガバンを放置しておくのはいいんですかね…

個人的には
2マナのプレインズウォーカーなのに初期忠誠度が3もある上に、+1能力でフェッチランドを回収できるというだけでモダンレベルに見える上に、
ー1能力でタフネス1のクリーチャーを駆逐でき、強力な奥義まで持つ
レンと六番

・血染めの月などに弱く構築物トークンを出すのにマナがかかるとはいえ、たった1枚で構築物トークン×2&マナコストが0or1のアーティファクトを
戦場に出せる土地であるウルザの物語

以上の2枚も、禁止になってもおかしくないと思いました。

今回禁止になった2枚を、両方とも初見では全く評価してなかったのは
かなり痛かったですね…
個人的には、イニシアチブストンピィを組むために最近白羽山の冒険者を
買った人は怒っていいレベルだと思いました。
(表現の反復はモダンでは使えるのでギリギリセーフな気はしますが、
レガシーのためだけに買った人にとってはショックでしょう)


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