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ポケットモンスター Let's Go! イーブイ プレイ感想

良かった点
・初代ポケモンのピカチュウバージョン(以下、オリジナル版)の
ピカチュウと違い、相棒のイーブイが進化こそできないものの、最後まで
使っていける
ほど能力が高かった上に汎用性に優れていた
→サインなしの相棒技だけで炎・水・電気・エスパー・悪・草・氷・
フェアリーの8タイプの技を覚えるのはかなり評価できたが、終盤になると弱点を突いても火力不足になりがちだったのはやや気になった
・後に販売した剣盾同様、シンボルエンカウントが導入された上に、
新アイテムのコロンシリーズのおかげで、欲しいポケモンを入手しやすく
なった上に戦闘を避けやすくなった
→コロンシリーズは、図鑑完成には欠かせないアイテムと言えるだろう
・バッグからポケモンボックスにアクセスできるようになったおかげで、
いちいちポケモンセンターに戻ってポケモンを入れ替える手間が省けた
・タマムシシティのロケット団アジトを攻略中、換気口の中に入って
もらった相棒イーブイにエレベータのカギを入手してもらうなどして、
相棒と共に旅している感じがした
・生意気な性格だったオリジナル版のライバルと違い、今作のライバルは
好感が持てる性格だった
→そのためか、最後のライバル戦に勝った際にオーキド博士がライバルに
かけるコメントが、オリジナル版ではポケモンとの信頼と愛情を忘れていることを戒めるような物だったが、今作では健闘を称えるような物だった
・野生ポケモンの性格厳選を行う際、ウルトラサン&ウルトラムーンまでは狙った性格のシンクロ持ちを用意した上に1/2の確率で当てる必要があったが、今作ではタマムシシティのきとうしに10000円払えば1日の間
狙った性格のポケモンに出会えるようになった
→ジムリーダーや四天王を倒すぐらいしか金策がない今作で10000円かかる点がやや気になったものの、エンディング後ならジムリーダーを1回倒せばまかなえるのでそこまで気にはならないか

良いところも気になるところもある点
・捕獲要因を用意しなくても伝説のポケモンを捕獲できる可能性があるのはいいが、主な捕獲率を上げる手段がズリの実系しかない
→クイックボール・ダークボールなどの特殊なボールさえあればまだ
よかったが、今作にはモンスター・スーパー・ハイパー・マスターボール
しかないのがかなり気になった
→そのせいで、一般ポケモンを捕まえるのが困難になったことがよくあった

気になった点
・特性、努力値、道具といった、ルビー&サファイアからウルトラサン&
ウルトラムーンまで存在したシステムがなくなった
→今作には努力値の代わりに覚醒値が存在するものの、アメ1個につき1しか
上がらないせいで、最大の200まで上げる気になれないほど面倒に感じた
 前作のウルトラサン&ウルトラムーンでの努力値は(100までなら)
ドーピングアイテム1つにつき10まで上げられる上に、最大の252まで上げるのがここまで面倒ではなかったのに…
・他作品とのポケモンの受け渡しができない上に、金銀にすらあった
タマゴ孵化システムも廃止されてしまった
 そのせいで「過去作から持ってきたポケモンのタマゴをかえすことで、(ピカブイ産のポケモンを手に入れる分を含めた)図鑑完成の手間を省く」ことができなくなった
→以上の2点のせいで、相棒イーブイ以外のポケモンでマスタートレーナー戦に挑む気が失せてしまった
(せめて過去作からポケモンを持ってくることができれば、Lv100の
ポケモンでマスタートレーナーに挑めたのに…)
・ウルトラサン&ウルトラムーンの時と違い、レート戦とGTSができなく
なった
→スマホ版のポケモンHOMEを使えばGTSはできるものの、これのために
スマホを購入するのはやや抵抗があった
(スマホを購入した理由は、これだけではないが)
・比較的効率の良い経験値稼ぎ&金策が、ジムリーダーや四天王を倒す
ぐらいしかない上に、倍率を上げるシステムも存在しなかった
→過去作でもおまもりこばんやOパワーで経験値稼ぎ&金策を効率化
できたのに、なぜこうなってしまったのか?
・ぎんのおうかんを手に入れる方法が「マツリカに勝つ」という第8世代まででは最も簡単なものだが、前述の通り経験値稼ぎの効率が悪くなってしまった上に他作品とのポケモンの受け渡しができないせいで、恩恵が薄かった
→過去作からポケモンを持ってくることができれば「持ってきたLv100の
ポケモンに
ぎんのおうかんを使う」ことで理想個体を楽に作れたのに…
・どれだけゲームを進めても、初代に存在する151種類のポケモン、
メルタン&メルメタル、メガシンカポケモン、リージョンフォームの
ポケモンしか登場しない
→初代のリメイクであるファイアレッド・リーフグリーンにすら、
金銀で登場した一部のポケモンが登場したことを考えたら「さすがにこれはどうなの?」と思った
・自転車&ダウジングマシンがなくなった代わりに、ライドポケモン&
相棒イーブイの尻尾振りが存在したものの、これらの使い勝手が悪かった
→ライドポケモンは手持ちの枠を1つ消費する上に小回りが利かず、尻尾振りは音が鳴らない上に画面をちゃんと見ないと分かりづらいのがネックだった
・セキチクシティジムへの挑戦条件(ポケモンを50種類以上捕まえる)は
まだよかったが、ヤマブキシティジムへの挑戦条件(Lv45以上のポケモンを見せる)は面倒なだけだった
→ヤマブキシティジムは別にLv45以上のポケモンを持っていなくても、
ギャラドスや相棒イーブイがある程度育っていればクリアできるはずので「Lv40以上でよかったんじゃ?」と思った

総評
相棒イーブイが性能・技範囲・ストーリー面での活躍のいずれも優秀だった上に、ポケモン初のシンボルエンカウント採用・ポケモンボックスの仕様の改善・ライバルの性格と見るべきところはそれなりにあった。
しかし、特性・道具・タマゴ孵化システムの廃止や経験値稼ぎ&金策の効率の悪化、努力値の代わりの覚醒値上げやマスタートレーナー戦の面倒さ、
登場するポケモンの少なさといった、問題点がそれ以上に目立ったように
思えた。
そのため、ストーリーをプレイするだけなら問題なく楽しめるが、
やりこむには向いてないゲームだと思った。

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