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日大アメフト部の薬物事件を知って思ったこと

引用元Ⅰ:「YAHOO!JAPANニュース」の『日大・林真理子理事長はハメられたのか アメフト部薬物問題…学内にはびこる〝田中元理事長派〟』からの特に気になった点

日本大アメリカンフットボール部が再び事件を起こし、波紋を呼んでいる。
同部寮に住む男子学生が所持していた植物片は乾燥大麻で、錠剤には
覚せい剤成分が含まれていたことが発覚。

日大アメフト部は、2018年に関西学院大学との定期戦で「悪質タックル」
問題を起こした。
不祥事を二度と起こすまいと体制を一新して再スタートを切ってから、
わずか5年。
一部部員による行為であるとはいえ、〝根〟は腐ったままだったと言わざるを得ない。

日大関係者は「(競技スポーツ部にも)何人かアメフト部出身の方もいて、林理事長よりも、田中(英寿)元理事長のほうが素晴らしいという考えの人もいる」と明かした。

依然として日大にはびこる〝旧体制派〟は、22年7月に就任した林理事長の足を引っ張ることにも、ご執心なようだ。
同関係者は「(2日に「違法薬物は見つかっていない」と発言した)林
理事長は、何でも言っちゃうから、情報伝達のところで保体審(旧体制派)の力が働いたのかも」。
意図的に林理事長をおとしめた可能性にも言及した。

引用元Ⅱ:「がねりゅうブログ」の『【日大アメフト部】薬物使用の部員は誰?大麻と覚せい剤の使用は同一人物?』より

特に気になった点

日本大学のアメリカンフットボール部の部員寮に2023年8月3日の午後1時ごろ、警視庁が家宅捜索にはいりました。

7月上旬に関東学生アメフト連盟に父兄と名乗る方から手紙が届いたそうです。
その手紙には「日大アメフト部の部員が大麻を使用している」などとの情報が郵送で寄せられたそうです。
この手紙と同じものが日大アメフト部にも届いていたそうなのです。
そして、なんと警察にもこの手紙が送られていたということで、警察から
日大に「どうなっているんだ!」ということで警察も一緒に調査を進めて
いました。
それを踏まえて監督やコーチ、部員や辞めた部員の人たちに聞き取り調査に入ったところ、植物片と錠剤が見つかりました。
そして7月22日には、日大は保護者会も開いたというのです。
見つかった植物片と錠剤を警察が鑑定を進めた結果、植物片は大麻で錠剤は覚せい剤だったそうです。
昨晩、林真理子理事長は、「一部のマスコミで報道されていますように、
違法な薬物が見つかったということは一切ございません」とお答えに
なられていました。

元々、「日大アメフト部の部員が大麻を使用している」と送られてきた手紙の中には、薬物を使用している人物の名前が書かれてあったそうなのです。
それを受けて大学側が調べたところ「そういう学生はいなかった」というのです。

引用元の記事を見て思ったことなど
警察がアメフト部の寮から大麻と覚醒剤を見つけた際に、林理事長が
「違法薬物は見つかっていない(意訳)」と主張するのではなく、
(事実であれば)「薬物を所持・使用していた学生を処分すると共に、
再発防止の指導を行う」ことを宣言すれば、理事長の責任はある程度
果たせたのではないか?と思いました。
(スシローペロペロ事件の時と同じように、学生が薬物を所持・使用して
いたこと自体まで大学のせいにされるようなら、大学側が学生を監視し
続ける必要が出てしまうため、双方が余計な苦労をしてしまうのでは、
と思いました)
ただし、「意図的に林理事長をおとしめた可能性」については、前述の林
理事長の主張を聞いたら「これは単純に林理事長のミスだろう」と言えそうです。
(旧体制派が足を引っ張ったのが本当だとしても「理事会をうまくまとめ
られない理事長で大丈夫か?」とは言いたくなりました)
5年前の悪質タックル問題や、今回の薬物問題を受けて「日大アメフト部を廃部にすべきだ!」という意見が一部で確認できましたが、個人的には当事者以外の人間に対して連帯責任による処分を下すのは好きではありません。
なので、当事者だと確定した人間以外には処分を下さない方がいいと
思いました。
(そうしないと、自分に降りかかってきた時に理解してもらえなくなって
しまいますし)

5年前の悪質タックル問題について書かれた記事(珍しく、日大の内田元
監督を擁護した内容)
引用元Ⅲ:「でぷスポ15号館」の『【悪質タックル問題】監督が”真相”を
語れない理由』より

特に気になった点

あんな状況でタックルするなど(常識の範疇をあまりにも超えていて)
実際にタックルした選手を除いて
監督はもちろんのこと他の選手も含めて、
あの行為が出るまで誰も予想も想像もしていなかったと思う。

言葉の受け取り方、”解釈の仕方”に齟齬(乖離)があったとみるのが、
やはり妥当なところだと思う。

”比喩”表現を多用する”昭和”世代の価値観と
言葉の”裏”を汲み取ることなく言葉を額面通り解釈する”平成”世代とでは
同じ言葉を聞いても”受け取り方”はまるで違う。

世間では悪質タックル問題の件では内田元監督が悪いというのが主流に
なっているようですが、引用元Ⅲの記事を見て
内田元監督が「潰すつもりでタックルするように指示はしたが、それは
あくまでプレー中の選手に対してであり、プレーしていない無防備の選手に対してタックルするとは思わなかった」
と考えていたのであろうと思ったら、誰が悪いというより記事内に書いて
ある通り「お互いの解釈の仕方に齟齬があった」のが最大の原因だと
言えそうでした。
(内田元監督に更生の機会があったなら、選手に分かりやすい指示を出す
ことに努めてもらいたかったところでしたが…)

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