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兄弟戦争の評価の反省(白~赤)

※この日記は主にモダン・レガシーの環境を想定しています
過去にした評価: 


カイラの命令 初見では3マナのソーサリーながら、2/2トークン生成と
2点回復&占術2のモードがバーンに対してそれなりに有効だと思い、
サイド候補には上がりそうだと思っていました。
しかし、既に黄昏の享楽や機を見た援軍が存在する上に、3マナの
ソーサリーというのがネックだったためか、モダン・レガシー共に
採用実績はありませんでした。

軍備放棄 初見では全く評価してませんでしたが、平地が1枚あれば白1マナでラガバン・サイトークン・僧院の速槍あたりを、2枚あればマーフォークのロード達・縄張り持ちのカヴー・絡み根の霊あたりを追放できる点が
極一部で評価されたようです。
そのためか、実際にはモダンのエレメンタルのごく一部(白に寄せた
タイプ)のサイドに3枚採用されたほか、白単タッチ赤ビートダウンの
ごく一部のメインに4枚積まれていたのが確認できました。
(とはいえ、上記に上げたデッキ内ですら、全体的な採用率は5%ほど
でしたが…)

第三の道のロラン 前半の大誤算その1
初見でも「カラカスで再利用できる、白い再利用の賢者」として、最低でもレガシーのデスタクには護衛募集員からのサーチ先として1枚は入るとは
評価していました。
しかし、上記に加え人間である点もかなり評価されたためか、実際には
モダンでは人間デッキの約7割やデスタクの約半分のレシピのサイド
(一部メイン採用もあり)に1~2枚採用されるなどしていました。
一方のレガシーでは、カラカスや護衛募集員とのシナジーがあるためか、
イニシアチブストンピィの6割弱のレシピのサイドに1~2枚、デスタクの
9割ほどのレシピのメインに1枚(一部2枚採用もあり)採用されたほか、
セファリッドブレックファーストの1/7ほどのレシピにも採用されるなど
していたのが確認できました。
(セファリッドブレックファーストへの採用人数は4人でしたが…
ちなみに、採用レシピ数はレガシー>モダンの4倍でした)

ロランの脱出 鍛冶屋の技がハンマータイムに採用されていたのを見て、
初見ではクリーチャーかアーティファクト1つに除去耐性を付けつつ占術1を行う点を少し評価していました。
しかし、鍛冶屋の技と違いパーマネントすべてを守ってくれるわけではなく、アーティファクトクリーチャーを強化してくれないためか、
モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

アルガイヴの盾、ミュレル 前半の大誤算その2
初見では4マナとやや重いものの、自分のターンにはほぼ妨害されなくなる常在型能力と、攻撃するたびに兵士トークンをどんどん増やしてくれる能力を見て、レガシーの白単ストンピィ系のデッキで活躍しそうだと思って
いました。
しかし、カラカスでも対処される上に、ストンピィ系デッキに入れるにしてもアドバンテージを取れるイニシアチブクリーチャーや、より軽いマナで
出せて妨害もできるスレイベンの守護者、サリア・選定された平和の番人・
エメリアのアルコンあたりを優先した方がいいと思われたようです。
そのためか、実際にはレガシーのセファリッドブレックファーストの8%
ほどのレシピ(採用人数は1人)に採用されたに留まりました。

再稼働 前半の誤算その1
初見では全く評価してませんでしたが、これで釣り上げた雷族の呼び覚ましで攻撃したら、孤独を釣り上げることもできる点が一部で評価された
ようです。
そのためか、実際にはモダンのエレメンタルの2割ほどのレシピに
2~4枚採用されるなどしていたのが確認できました。

魂の仕切り 初見では全く評価してませんでしたが、土地でない
パーマネントを唱え直すのに追加で2マナかかる状態で追放できる点が、
ごく一部で評価されたようです。
そのためか、全体的な採用率こそモダン・レガシー共に1%未満だったものの、レガシーのANTのサイドに1枚採用されるなどしていたのが確認
できました。
(リアニメイト呪文で釣り上げるなどして出した大型クリーチャーに
撃てば、ほぼノーリスクの追放除去として働く点も評価されたか)


ラト=ナムの創立者、ドラフナ 現時点では「自身の起動型能力で、
CiP能力を持つアーティファクトを使い回す」デッキが組まれていないためか、モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

錨の鍛錬 前半の大誤算その3 
既に思考の監視者や物読みが存在するのもあって、初見では現実の強奪同様採用されなさそうだと思っていました。
しかし、これのクリーチャー版の暴走の先導と違って、モダン以下の環境
ではアーティファクト・土地の種類が豊富なためか、モダンでは親和の
4割ほどのレシピに2~4枚採用されていました。
一方のレガシーでは、8-Castやペインターのごく一部のレシピに、
1~2枚採用されていたのを見かけました。
(ペインターの場合は、青単バージョンにしか採用されてませんでしたが)

多元宇宙と共に 前半の大誤算その4
全知と違ってライブラリートップからも呪文をマナコストを踏み倒して
唱えられるものの、8マナと重い上に各ターン中に1回だけなのがかなり気になったため、初見では「素出しを考慮して、モダンの青単トロンに1枚差すぐらいならあり」ぐらいにしか思ってませんでした。
しかし、全知より2マナ軽いため長引けば素出しも視野に入れやすくなった点が評価されたためか、レガシーではスニークショーやオムニテルと
いった、実物提示教育系のデッキに1枚(稀に2枚)採用されていたのを
見かけました。
(採用率は、スニークショーでは15%強、オムニテルでは1割強でした)
一方のモダンでは、青単トロンに採用されたことはなかった一方、
明日の瞥見デッキの7割弱のレシピに全知と併用する形で2~4枚採用されるなどしていました。

秘儀の代理者 前半の大誤算その5
初見では「瞬速を持たないものの、試作コストで出せば2マナの
インスタントかソーサリーをノーコストで唱えられるので、瞬唱の代わりに採用される可能性もありそう」と思ってました。
しかし、実際にはそんな使い方はほとんどされておらず、瞬唱にはできない衝撃の足音を唱えるためにカスケードクラッシュの1割ほどのレシピに1枚(稀に2枚)採用されていたように思えました。


悪魔の意図(モダンのみ)前半の大誤算その6
初見では不死持ちクリーチャーとの相性の良さを考慮して「モダンの
ヨーグモス医院あたりには2枚は入る」と評価していました。
しかし、ヨーグモス医院のメインボードは土地・クリーチャー・
クリーチャーをライブラリーから出すカードで埋め尽くされているためか、ヨーグモス医院での採用実績はほとんどありませんでした。
(むしろ、ハンマータイムの方が採用レシピ数が多かったです。
ちなみに、全体的な採用率は0.3%以下でした)

ヨーグモスの法務官、ギックス 3マナとやや重い上に稲妻で焼かれるため初見では全く評価してませんでしたが、自分のクリーチャーが相手に
戦闘ダメージを与えるたびに、1点ライフと引き換えに1ドローできる能力がごく一部で評価されたようです。
そのためか、モダン・レガシー共に全体的な採用率は0.1%ほどだったものの、モダンでは黒赤想起や黒赤ビートダウンなどのごく一部に1~2枚、レガシーでは黒系アグロのごく一部に2~3枚採用されていたのを見かけました。

ファイレクシアの肉体喰らい 前半の大誤算その7
初見では試作での評価はしておらず、3種類のウルザ地形から出る7マナを
当てにして、トロンで採用されそうだと思っていました。
しかし、序盤では試作で3マナ3/3威迫・絆魂として出し、マナが余ってきたら7マナ7/5威迫・絆魂・護法(7点ライフロス)として出すことができる
汎用性の高さがトロン以外の方でも結構評価されたようです。
そのためか、モダンでは全体的な採用率こそ0.8%ほどだったものの、頑強で釣り上げる先としても使え、儚い存在やフェイン・デスとの相性もいいためか、トロン系デッキ・リアニメイト・黒赤想起・白黒ビートダウンあたりに採用されていたのを見かけました。
(ちなみに、採用枚数はトロン系デッキや黒赤想起では1~2枚、
リアニメイトや白黒ビートダウンでは3~4枚でした)
一方のレガシーでは、これを4枚採用した黒単のヘルムコンボのレシピを
見かけはしたものの、全体的な採用レシピ数は(2023/5/11時点で)10に
留まりました。
この記事を書いている最中、青赤果敢を使っていた時にこれが入った
不屈の独創力デッキに完敗したのを思い出しました。
(その試合では、1戦目にこれが試作で出てきたのを見て「不屈の独創力
デッキではなさそう」だと思っていたら、3戦目に異形化で残虐の執政官を出されてしまいました)


苦々しい再会 前半最大の誤算
初見では苦しめる声の亜種でしかないと思っていたので、
全く評価してませんでした。
しかし、打ち消されてもアドバンテージを失わない上に、1マナ払って
速攻を与える能力がリアニメイト戦術と噛み合っている点がかなり評価
されたようです。
そのためか、モダンでは頑強が入ったタイプの不屈の独創力デッキ
(全体の4割弱)や赤入りのリアニメイトデッキ(全体の半分ほど)に
2~4枚採用されるなどしていました。
一方のレガシーでは、全体的な採用率こそ0.4%弱だったものの、
黒赤リアニメイトの7%ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのを見かけました。

兄弟仲の終焉 前半の大誤算その8
初見ではタフネス3以下のクリーチャーかマナ総量が3以下の
アーティファクトを一掃できる点を見て「モダンで部族デッキとハンマー
タイムの両方を見たいなら、1、2枚はサイドに入れても良さそう」と評価
していたものの、3マナとやや重い点を気にしていました。
しかし、これ1枚で部族デッキのクリーチャー達や、ウルザの物語から
出てきたトークンとアーティファクトを一掃できる点がかなり評価された
であろう上に、ハンマータイム相手でも3マナのソーサリーは十分間に合うと判断されたようです。
そのためか、モダンではカスケードクラッシュ・カウンターモンキー・
不屈の独創力デッキといった赤を含む様々なデッキ、レガシーでは
スニークショーの7割ほどや青赤Delverの1/3強のレシピのサイドに1~2枚
採用されていたのが確認できました。
(全体的な採用率は、モダン・レガシー共に1割ほどもありました)

巨大焦がし大口 初見では3マナとやや重いものの、ライフゲインを阻止
できる上に4/3トランプルとなかなかの戦闘能力を有するのを受けて、
バーンのサイドに入る可能性はありそうだと思っていました。
しかし、3マナなのに稲妻であっさりと焼かれる上に、ライフゲインを阻止するだけなら破壊されにくい上に2マナの乱動する渦でもいいためか、
モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。
(乱動する渦には孤独などのインカーネーションサイクルを想起で
唱えたり、続唱呪文を唱えるなどしたプレイヤーに5点飛ばす能力が
ついているのも向かい風か)

ゴブリンの爆風走り 前半の誤算その2
初見では全く評価してませんでしたが、パーマネントを生け贄に捧げたターンの間は1マナ3/2威迫として使える点がごく一部で評価されたようです。
そのためか、これを4枚積んだモダンの赤単果敢を1/3ほど見かけたり
しました。

ミシュラの命令 初見では全く評価してませんでしたが、例として
「3マナ払えば、2枚のルーティング付きの本体以外への2点火力として
使える」点がごく一部で評価されたようです。
そのためか、モダンの不屈の独創力デッキの2%ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。

ミシュラの研究机 前半の大誤算その9
初見では全く評価してませんでしたが、実際にはモダンではウルザの物語
からのサーチ先として赤単(実験統合機や爆片破が入ったタイプ)や
ジャンド、ソプターコントロールや脱出基地あたりに1枚差しされていた
レシピが全体の2%ほど存在しました。
一方のレガシーでは、全体的な採用率こそ0.3%ほどだったものの、
ウルザの物語からのサーチ先としてペインターに採用されるなどしていた
のが確認できました。
(のべ4マナかかるものの、使い切ることができれば蘇生でアドバンテージを取れるのが評価された一因か)

屑鉄造りの雑種犬 前半の大誤算その10
初見では全く評価してませんでしたが、2マナで出してルーター能力を
使えるほか、墓地に送られたら2マナで蘇生してルーター能力が使える点が一部で評価されたようです。
そのためか、実際にはモダンのグリーンフードの半分弱のレシピに3~4枚
積まれたほか、発掘デッキやリアニメイトデッキの一部などにも採用されていたのを見かけました。
(ちなみの、全体的な採用率は0.6%ほどでした)

苦しめる声の亜種でしかないと思っていた苦々しい再会が速攻を与える能力のおかげかモダンのリアニメイト系デッキに入ることと、3マナというのがやや重いと思っていた兄弟仲の終焉がレガシーでも活躍することを、
予想できなかったのが前半の2大誤算でした。

文章が長くなってきたので、緑以降は後編で書くことに決めました。

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