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機械兵団の進軍の評価の反省(白~緑)

※この日記は主にモダン・レガシーの環境を想定しています 
過去にした評価:  

※以下の記事のデッキ一覧と関係ないカードの「誤算」判定はしません 
参考:今後使う予定のデッキの一覧について書いた記事

白 
イーオスの遍歴の騎士 前半の誤算その1
初見では「うまく召集できれば、最大2枚のアドバンテージを取れる軽い4/4のクリーチャー」として使える点を見て「横に並べやすいモダンの
ゴブリン・エルフ・シャーマンデッキあたりに2枚ほど採用するのはありな気がする」と評価しました。
実際には上記の3デッキでの採用実績はなかった一方、人間である点や
召集シナジーを買われたためか、モダンでは人間デッキの3割強のレシピに
2~3枚採用されたほか、マイナー寄りながらボロス召集には必須パーツと
して4枚積まれていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は、0.7%ほどでした)

ファイレクシアの検閲官 前半の誤算その2
既に同マナ域に2/3飛行かつ対戦相手の基本でない土地をタップ状態で戦場に出させるエメリアのアルコンが存在するのもあって、初見ではこれを全く評価してませんでした。
しかし、クリーチャーをタップ状態で戦場に出させる能力を持つおかげで、先手で出せた場合はこちらの攻撃を通しやすくなるという、エメリアの
アルコンにはない利点が一部で評価されたようです。
とはいえ、古えの墳墓や裏切り者の都がないモダンでは採用実績が全くと
言っていいほどなかった上に、レガシーでもイニシアチブストンピィの
1割弱のレシピ(その2/3弱が同じプレイヤー)に採用されはしたものの、
全体的な採用率は0.4%ほどに留まりました。
その一方、ヴィンテージではイニシアチブストンピィの55%ほどの
レシピに、エメリアのアルコンと併用される形で2~4枚採用されていたのが確認できました。
(ヴィンテージでの全体的な採用率は、5.3%ほどとかなり高かったです)

存在の封印 初見では護法3による除去耐性を少し評価していましたが、
既に基本土地タイプが5つあれば1マナかつインスタントタイミングで
パーマネントに対処できる力線の束縛が存在するためか、
モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

救済の波濤 1マナ構える必要があるものの、これ1枚で火力や単体除去に
加えて手札破壊にまで耐性を付けてくれるのが高く評価されたためか、
モダンではハンマータイムの9割弱のレシピにメイン・サイド合わせて
2~4枚採用されるなどしていたのが確認できました。
(全体的な採用率は、レガシーでは0.23%ほどだった一方、
モダンでは5.5%ほどとかなり高かったです)

青 
方程式の改変 前半の大誤算その1
初見では「既にモダンにも対抗呪文が存在するんだから、これが採用されるとは思えない」と思っていました。
しかし、ドワーフの鉱山を採用するため青マナ発生源を用意しづらい、
不屈の独創力デッキには対抗呪文より採用率が圧倒的に高かったです。
実際には、モダンでは不屈の独創力デッキの4割強のレシピにメイン・サイド合わせて2枚採用されることが多かったほか、レンアンドオムナスの6%
ほどのレシピのサイドに1枚差しされるなどしていたのが確認できました。
(サイド要因として見るなら、創造オムナス・不屈の独創力・鏡割りの
寓話・原始のタイタン・続唱呪文あたりを弾ければ十分だと判断されたか)
モダンでの全体的な採用率は、3.15%ほどと高かったです。

金属の徒党の種子鮫 前半の大誤算その2
初見では3マナ2/4飛行というなかなかの戦闘能力と、クリーチャーでない
呪文を唱えるたびに培養Xを行う能力を見て「モダンのトライバルズー
あたりに採用されうるだろう」と思っていました。
しかし、クリーチャー化するのに手間がかかるためか、実際にはレガシーの8-Castの1/6ほどのレシピのほとんどに1枚差し(2~4枚採用されたレシピも稀にあった)されたに留まりました。
(レガシーでの全体的な採用率は、0.5%ほどでした)

フェアリーの黒幕 タフネス1なのでレンと六番に対処される上に、
各プレイヤーに1ドローさせる能力のコストが4と重く感じたのもあって、
初見では全く評価してませんでした。
しかし、2マナ2/1飛行・瞬速とそれなりの戦闘能力を有する上に出す隙が
出きにくく、マナフラ受けにもなれる点が一部で評価されたようです。
そのためか、出た当時から渦まく知識・思案・定業が存在したレガシーでは青赤Delverや死の影デッキといったクロックパーミッションや
青系コントロールの一部のレシピに3~4枚採用されていたほか、
採用人数は1人ずつだったもののオムニテルや青黒リアニのサイドに2枚採用されていたのも確認できました。
一方のモダンでは、フェアリー・カウンターモンキー・青黒コントロールのごく一部などで採用されたに留まりました。
(全体的な採用率は、レガシーでは1%ほどだった一方、モダンでは0.1%
ほどでした)

黒 
全軍突撃 初見では召集持ちとはいえマナ総量が4と重く感じた上に、
召集自体が使いにくい能力だと思っていたので全く評価してませんでした。
しかし、黒が入っている上にクリーチャーが横に並びやすいモダンの
ヨーグモス医院とは相性が良かったためか、6割弱のレシピのサイドに
1~2枚採用されていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は、2.1%ほどと高かったです)

赤 
血羽根のフェニックス 前半の大誤算その3
初見では大量の火力呪文のおかげでこれを墓地から蘇らせるのが得意な、
バーンデッキでの活躍をある程度期待していました。
しかし、バーンデッキに採用する場合には速度では飛行を持たないものの
1マナのゴブリンの先達や僧院の速槍に劣り、同マナ域にも3マナ以下の
呪文を唱えたプレイヤーに2点飛ばせる
大歓楽の幻霊が存在するためか、
実際にはモダンですら全体的な採用率が0.1%を下回るほどでした。
(墓地から蘇ってこれる能力を持つものの、素のスペックが2マナ2/2飛行・ブロック不可では速攻デッキに入れるには中途半端だと思われてしまったか)
ちなみに、価格は初動から大幅に下がり、10/05には晴れる屋なら100円で
買えるほどにまでなってしまいました。

レンの決意 前半の大誤算その4
初見では無謀なる衝動と同じように、レガシーの青赤Delverで活躍するかもしれないと思っていました。
しかし、それだけではモダン以下の環境では力不足だと判断されたためか、実際にはエルドレインの森で探索するドルイドが出てくる前の、レガシーのANTではないストームデッキの1/6ほどのレシピに無謀なる衝動と共に4枚
積まれるなどしたに留まりました。
(全体的な採用率は、レガシーですら0.2%ほどで、モダンでは0.1%にも
及びませんでした)

緑 
古の放漫トカゲ 初見では召集自体が使いにくい能力だと思っていたので
全く評価してませんでしたが、3マナ分召集できれば4マナ12/12トランプル・護法2というかなり強力なクリーチャーになれる点が一部で評価されたようです。
そのためか、モダンのヨーグモス医院の1割ほどのレシピに1~2枚
(人によっては4枚)採用されたほか、かなりマイナー寄りながら
奇襲隊レッドの6割弱のレシピにも4枚積まれていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は、0.3%ほどでした)

アトラクサの討死 前半の大誤算その5
初見では2マナのソーサリーなのが気になったものの、モダンの不屈の
独創力やレガシーのリアニメイトデッキのフィニッシャー、モダンの
カウンターモンキーやレガシーの青赤系Delverのほとんどのクリーチャー&血染めの月を始めとした、飛行クリーチャーや置物をこれ1枚で対処できる点をけっこう買っていました。
しかし、ソーサリーなのが無視できない欠点だと判断されたためか、
実際にはモダンでの採用率は0.1%にも達しませんでした。
一方のレガシーでは青赤系Delverやリアニメイトデッキが多かったためか、ホガークデッキ・青赤緑Delver・8ーCastなどのごく一部のレシピに1~2枚
採用されていたのが確認できました。
(レガシーでの全体的な採用率は、0.5%弱でした)

深根の道探し 初見では全く評価してませんでしたが、2マナ2/3というなかなかの戦闘能力に加え、戦闘ダメージを与えるたびに諜報1と墓地からの
マナ加速ができる「マーフォーク」である点が一部で評価されたようです。
そのためか、モダンでは指輪物語が出た後の黒緑ジャンクの3割ほどの
レシピに1~2枚採用されたほか、デスタクの2割弱のレシピに緑をタッチ
して4枚積まれていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、不毛を使い回せるためかマーフォークの1/7ほどの
レシピに緑をタッチして3~4枚採用されたほか、暗黒の深部系デッキやバントコントロールのごく一部のレシピに採用されていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は0.3%弱、レガシーでの全体的な採用率は0.4%弱でした)

打ち砕かれた尖塔、オゾリス 2マナとやや重いものの、硬化した鱗の能力に加え2マナとタップでアーティファクトかクリーチャー1体の上に+1/+1
カウンターを乗せられる能力も持つ上に、ダブったら2マナでサイクリングできる点がモダンの鱗親和視点では高く評価されたようです。
そのためか、オゾリスの採用枚数を2枚(人によっては3枚)に抑えて空けたであろう枠に必須パーツとして2~3枚採用されていたのが確認できました。
(全体的な採用率は、レガシーでは0.1%ほどだった一方、
モダンでは1.9%ほどと高かったです)

レンと次元壊し 前半最大の誤算
初見では「モダンでは不屈の独創力やジャンドを始めとした様々なデッキに採用されるだろう」「3ターン目にこれ→4ターン目に不屈の独創力や異形化と動かれたら手札破壊や打ち消し以外ではほぼ対処できないのが、相手からしたら厄介」とまで評価していました。
しかし、不屈の独創力には同マナ域に3マナテフェリーや鏡割りの寓話と
いった強力なライバルが存在するためか、実際には全体の4%ほどのレシピ(5色型ではなく、頑強&苦々しい試練のリアニメイトパッケージを入れたジャンドカラーのタイプ)に2~3枚採用されたに留まりました。
(一応、ごく一部ながら3マナテフェリーや力線の束縛が入る、5色型の
レシピに採用されていたのは確認できました。なお、指輪物語が出てからは採用されなくなったもよう)
その他では、マイナーながら墨蛾とのシナジーがある上に月耐性を付けて
くれるためか、感染デッキの4割ほどのレシピに採用される(枚数は人に
よって1~4枚まであった)などしていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、あまった土地を対処されにくいアタッカーとして
使えるためか、土地単やエルフの6%ほどのレシピや、コントロールやマーベリックのごく一部で1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は0.4%ほど、レガシーでの全体的な採用率は0.8%弱でした)

前半の反省を総括してみて、
・モダン以下では使われないだろうと思っていた方程式の改変が、ドワーフの鉱山との兼ね合いで青マナ発生源を用意しづらいモダンの不屈の独創力に
採用されたこと
・バーンデッキでの活躍をある程度期待していた血羽根のフェニックスが、
モダンですら全くといっていいほど活躍できなかったこと
・初見では高い評価をつけていた金属の徒党の種子鮫とアトラクサの討死が、モダンでは全くといっていいほど活躍できなかったこと
・モダンでは不屈の独創力やジャンドを始めとした、様々なデッキに採用
されるだろうとまで評価したレンと次元壊しが、想定をはるかに下回る活躍しかできなかったこと

以上の4点が特に大きな反省点でした。
(全体的に、過大評価が目立った感じでした)

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