彼女を追いかけ会社の医者になりました


私は、当時付き合っていた彼女に公認会計士を目指すからという理由でフラれたことをきっかけに自分も公認会計士を目指して3年間の受験勉強を始めました。その過程で、実は企業の不正会計を正す、とても社会的使命の大きな仕事であることを知りました。
いざ公認会計士になってみると不正会計とまではいかなくても、お金の管理がずさんな会社はたくさんあり、そうした会社に対峙している先輩たちの後ろ姿を見ているうちに、彼女にフラれたとかそんな軽い気持ちで目指すような仕事ではなかったということに気が付きました。
公認会計士という仕事は、人間ドックみたいなもので、健康な会社には負担でしかないのですが、本当に悪い病気を発見するには必要不可欠なものであり、逆にそうした病気を決して見逃してはいけないという責任の重い仕事でもあると考えています。
今では、もう24年も公認会計士を続けています。先日も、とある企業で不正会計というほどではないですが非常にお金の管理がまずい会社がありまして、社長に向かって使命感で吠えまくりました。人間ドックで見つかった悪い病気には誰しも目を背けたくなるものですが、病気の治療には必要なことです。ひとたび病気が見つかったらその後は良い治療を行う良い医者でありたいと思う次第です。


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