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災害復旧 屋根に登らずブルーシート掛け
昨日NHKで、災害復旧にあたるNPO法人が、建物屋内にブルーシートを張る方法をレクチャーしていた。
傷んだ建物の屋根に登ることは、絶対にNGと周知し、最低限の対策として屋内にブルーシートを張り、家財道具守ることを指導されていた。
そこで、屋根に登らずとも張れる方策があることを伝えたく、ここに記す次第。
願わくば、拡散して欲しいと思う。
方法はシンプルで危険は無い。
私が実際に災害復旧ボランティアで数軒で作業した。
必要な物は
◯ハトメ(穴)のついた厚手のブルーシート
◯水糸(建築用の黄色い化繊のヒモ)
もしくは荷造り用のヒモ等
◯トラロープもしくはトラックロープ
![](https://assets.st-note.com/img/1704966944007-O6U0JrMgzE.jpg?width=1200)
割れた瓦や瓦礫にヒモを巻き付ければOK
水糸の長さは建物の大きさ次第
30mくらいは必要
![](https://assets.st-note.com/img/1704967326789-copfgRQSp5.jpg?width=1200)
水糸の末端とトラロープの末端を
決してほどけないロープワークで
硬く結ぶ
![](https://assets.st-note.com/img/1704967539884-sEWJBGPzD1.jpg?width=1200)
ハトメ(穴)に通して
ほどけないロープワークで結ぶ
ブルーシートが短い場合、
ブルーシートを継ぎ足す。
その際ハトメ穴とハトメ穴を重ねて
結束バンド等で連結させる
結束バンドは念のため2本か3本で
ギュッと連結
![](https://assets.st-note.com/img/1704967654562-g7naXcBNsj.jpg?width=1200)
この場合4本作る
忘れてならないのは、終点側にもトラロープをハトメ穴に結んでおくこと
水糸をぐるぐる巻きにした瓦礫を、
屋根越しに反対側へ投げる。
作った物全てを投げる。
反対側に落ちた瓦礫を確認できたら
軍手や手袋をつけて、黄色い水糸を引っ張り続ける。
するとトラロープが現れるが、全てのトラロープが掴める位置まで来たら、
トラロープを引っ張る人数を集める。
せーの、などと声を合わせて同時に引っ張る。
屋根にブルーシートが上がったら、
ブロック塀やフェンス、電信柱や交通標識など、動かないものにトラロープを縛る。
そして、終点側のトラロープを引っ張る。ある程度ピンと張ることで、強風でめくれることを防止する。
張れたらトラロープを堅牢な動かない物にしっかり結ぶ。
蛇足だが、ドローンがあれば、トラロープだけでも張れる。
業者待ちはあてにならないので、自分達でやろう。
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