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オンライン研修も3年目になったが、
未だに一つだけ慣れないことがある。

研修やセミナーの最後、
退出ボタンを押すとき。

せっかく楽しかったり、勉強になったりしても
余韻に浸ることなく、
退出したら、すぐに切り替えて、
次の仕事に取り掛かる。

対面研修だと、グループワークで一緒になった人と話したり、
講師に話しかけたりして、
移動時間の間に現実に戻ることも多かったけど。

そうそう。
携帯電話が現れたときも、
ボタンを押せばプチっと会話が切れて
何となく寂しかったことを思い出す。

話しは変わるが、
我が家では誰かが外出するときは、
玄関まで行って見送りをするようにしている。

もしものことがあったときに、
「行ってらっしゃい」の挨拶をしていなかったら
後悔するだろうなと思って、
娘が小さいときから、大人になった今もやっている。
そして、ドアを閉めたらすぐに内側からカギをガチャっと
かけるのではなく、しばらくしてからカギをかけるようにしている。

これは自分が外に出たときに
すぐにガチャっとカギを閉められたら、
追い出されたようで嫌だったから。

「今日も元気に学校や仕事に行けた」という
余韻を感じて、鍵を閉める。

たぶん、私がそんなことしているなんて、
娘は知らない。
でも、家にいる間はやりたいなと思う。

娘も自分の家族ができたときに
玄関まで見送りはするんじゃないかと思うけど、
カギはどうするだろう。
できれば、いなくなってから掛けて欲しいけど。
 
もう少しだけ、余韻を感じさせて欲しいな。

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