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グランテレーズ 24/6/9 レース展望

函館1R 3歳未勝利 芝1200m 55・斎藤新 

有力馬紹介

⑧ベアゴーゴー

父ロードカナロア
7戦して2着5回、3,4着1回ずつという安定株。洋芝も3戦して全て2着。出来落ちもなさそうで、先行脚質の函館開幕週もプラスだ。

②メイショウマゴイチ

父エピファネイア
前走はグランテレーズと頭差。後方からになるだけに展開は鍵だが、血統面含め期待は大きい馬だ。

⑥ニシノシャミナード

父エピファネイア
ここまで大きく崩れずに走ってきたが、ここで距離短縮。休養効果も滞在効果も見込めて、ここで一変の可能性も。

⑭ノイヤー

父ニューイヤーズデイ
芝で崩れたのは前走のみ。そこから間隔を開けて立て直した。有力馬に1200m未経験も多い中実績は確かで、見直し必要。

③カフジニホニウム

父キトゥンズジョイ
父はジャンダルム輩出。芝は1戦で結果を残せなかったが、3ヶ月ぶりの実戦で変わるか。前有利の馬場で★古川奈Jも魅力。

⑪ライズガール

父ドゥラメンテ
前走は大幅馬体減で参考外。テンが速く、外枠からでも前に行けたら。

予想オッズ

⑧(ベアゴーゴー)2.4倍、④(グランテレーズ)7.4倍、②7.5倍、⑥8.1倍、⑭9.1倍、③10倍、⑯24倍、⑦⑮25倍、⑪26倍、①30倍、⑨35倍、⑬55倍、以下100倍以上

レース展望「叩いて多少」

前走は新潟競馬場へ初の遠征、内回りで良い手ごたえも、そこから弾ききれずに4着にとどまったグランテレーズ。
前走後は栗東から直接函館競馬場へ輸送、優先出走権を行使してこの函館開幕週を狙ってきた。
やはり気になるのは「もう少し前目でレースをした方が良い」という前走後のコメントに対し、レースの流れが速くなる距離短縮を選んだという所だろう。
勝ち馬が強かったのは確かだろうが、土曜1Rのレース前半3Fは33.7、グランテレーズが前走自身が出した前半3Fは34.6で、単純計算で4馬身遅れ、7番手相当で競馬することになる。
まして、函館は前半600mは上り坂のコース形態なので、字面のラップ以上に負荷がかかると考えていいだろう。
土曜日のレースを見る限り、前にいないと話にならない馬場状態。狙い通り前々に居られれば恩恵を受けるだろうが、内枠で中団に位置すると、外の馬が続々と来て押し込まれる可能性もある。

隣の枠のカフジニホニウムは減量騎手を乗せているので、先行してくれるならその直後につけたいのだが、この馬はここ4走ダートを使っている(芝スタートも多いが)。前に行けない可能性もあり、この時は積極的にハナをとってもいいかもしれない。外につける⑧の目標にされそうだが、ハナに立つなら早めに離しに行って惰性で押し切るというレースを狙っていった方がいい。

ここまではこのレースに対する話。

土曜日曜は相手関係を考えて。⑧は強敵だが、土曜の勝ち馬よりは与しやすいのは確かだろう。

1200mを狙って使ったとしたら、6月の京都開催では6/8の4Rしか1200mがないため函館に輸送したということは理解できる。ただ、輸送減りが前走であっただけに、函館輸送して1週でレースは少々意外。邪推かもしれないが、ここで5着以内ならまた優先権がもらえて、その期限中は函館開催で滞在できる。そこまで見据えて今回のレースを捉えていないだろうか。もちろん一発で結果が出てほしいが、点を線に繋げるレースとも期待したい。


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