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ドライスタウト 22/11/20 レース回顧

東京11R 霜月ステークス OP ダ1400m 56・戸崎 1番人気1着

レース振り返り

大外枠から好スタートを切ると、促して3番手の外を追走。若干行きっぷりが良すぎるようにも見せたが、リズムはよく直線を迎える。直線では並びかけるも持ったまま。ラスト1Fで追い出して、あっさり抜け出す。そのまま後続の争いを尻目に1着でゴールした。

レース回顧

まずはドライスタウト、戸崎騎手、牧浦調教師はじめスタッフの皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。
現時点で挙がっていた心配面は全く杞憂でしたね。力が違うという勝ち方でした。
パドックの姿や、雨が降って馬場が締まってきたこともあり、オッズは徐々に下がっていきました。最終的には2.1倍。相手は3番人気6.7倍の馬だったのに、馬連900円、馬単1190円はおかしいでしょ。

まずはスタート。大外枠は最後入れだったりそうでなかったりするのが基準が曖昧なのですが、もしかしたら当馬の場合前走のゲートがあったので念のためかも。
それでもスタート直後に左によれています。丁度netkeibaで川田騎手がスタートの話をしていて思っていたのですが、スタートって0発進であると同時に「進む際に両脚を同時に蹴り上げる」特殊な形態です。競走馬は4つの脚を順番に動かすというのは有名な話ですが、それが通用しない箇所なんですよね。
それだけに左によれるというのは、左トモよりも右トモが強い、バランスが取れていないのでは?という仮説が成り立ちます。ここまでの4勝はすべて左回りで、右回りの園田でゲートが悪かったのも事実。

バランスが悪かったのは事実ですが、それでも出遅れではなく、左回りなので内に切れ込む形になっただけ。躓いた⑬とこの2頭のあおりを食らった⑫が内に弾かれますが、ゲートが⑪と⑫で間隔があるので、さほど影響はなく進みます。主張していった⑤⑬を行かせて自身は追走します。

3コーナー、少々行きたがる部分を見せました。レースラップを見ると、11.3-12.3とペースダウンしているところです。多分そこでペースダウンに対応できていなかったのではないかと。戸崎騎手が1600でギリギリというのもそこがあるのかもしれないです。12秒半ばに突入するとリズムよく走れない的な。それでもすぐに折り合いを取り戻して、結局3列目の外という絶好のスペース。さらに2,3人気馬の直後でマークというのも理想形。この段階であとは息の保ちだけだと思いました。

直線に入るとすでに逃げた⑬は手ごたえが怪しく、⑤は400で追い出し開始。それに当馬は軽く促しただけで対応。③も手ごたえは良かったですが、300手前でストライドを伸ばすだけで一気に先頭へ。最終的に100までムチすら使わずに差を広げるというワンサイドゲームでしたね。

圧倒的に格が違うという勝ち方(2着の騎手すらお手上げというコメント)だったのですが、タイムは意外と平凡。それをどうとらえるかですね。個人的には、オキザリス賞とは違って中弛みラップだったからだろうとは思います。

次はどうする?

陣営はフェブラリーSを大目標としてそこまでに1走行うと明言しました。常識的に考えて、1400mの根岸Sが基本路線でしょう。中2か月強だけに、一回使った反応を見てから始動できる(今月はケア→12月頭から乗り出し→半ばから乗り込み開始→年明け帰厩とか)ので、十分でしょう。また、中2週のフェブラリーが在厩調整の場合は帰厩も今回より遅めかも。

ちなみに、出走馬決定賞金は本賞金+近1年の賞金+近2年のG1級賞金だけに、全日本2歳優駿を過ぎたら現在7,500万円。これは16枠としては微妙なライン。JRAに近6年の出走馬決定賞金順がPDFで出ているのですが、17~21年は出走できる、22年は出走できない(21番手、16番手は9,850万のダイワキャグニー)という状態。最低でも連対を確保しないといけないという状況です。

そして、根岸Sではあの馬ととうとうぶつかります。レモンポップ。圧倒的な戦績を残してかつ戸崎騎手のお手馬。さあ、どちらを選ぶのでしょうか。


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