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JBBコンサート2024in静岡

昨年に引き続き、JBB2024コンサート行ってきました!まさか、「さよなら中野サンプラザ」の企画コンサートの翌年にはツアーとしてJBBの4人が各地を回ることになるとは…。うわー、ホントに感動で感慨深い。

出かけた先は、静岡県三島市総合文化会館。

手作り感満載のOPENとSTARTの看板がイイ味を出していたのでアップをしてしまいました。

遠征コンサート、やっぱり良いですね。ほのぼのした雰囲気に包まれ、加えてその街の魅力にも出会え「心の洗濯」をのんびりすることが出来ました。
ではでは、以下に私の感想をひたすら並べてゆきます。

あと、ちなみにJBBってなんぞや?という方は、「JBB2023コンサート放送」という私の過去記事をお目通しいただければと思います。

当日、開始20分前にJBB2024の公式ペンライトを片手に着席待機。会場は地域に愛される市民会館にふさわしく、今どきのおしゃれなホールには無い、歴史を重ねたホールの持つ独特の空間と香り、というか「風情」が感じられる。私はそれだけでいたく気に入ってしまった。

ホールツアーのセトリは昨年の楽曲に新曲を加えたもの。黒のスーツで身を固めた4人がステージに登場。なんだか結成◯年の手馴れたコーラスグループにしか見えない。それだけ4人の関係性がしっくり来ているのだと想像した。そして、一曲目から、いきなりの超難曲をドカンと会場に投下。

なんと、かの有名なクイーンのボヘミアン・ラプソディ。生のコーラスとバンドの組み合わせで普通やる??クラシカルなコーラスを従え、あっきーの高音がホールの隅々まで響く。中盤のオペラ歌曲の如く低音から高音までを自在に操る4人の掛け合い。そして終盤のロック調の盛り上がり。ミュージカルかオペラの物語を観ているようで、たった4声でこれだけ奥深く迫力のある歌を作り上げられることに驚いた。

歌唱後のMCで、マサさんが体操の最高難易度の技みたいな曲だって言っていたけど、これをコーラスワークとして仕上げるのは凄くエネルギーを要したと思う、素人ながら。曲にかける4人の集中力にはもう脱帽。

1曲目の勢いに乗って、ミュージカルJBの曲やスタンダードなポピュラーナンバーを披露。マサさんが、「JBBよくわからないけど来たという方、拍手〜」と問いかけると、客席からパチパチの音が…。それには4人とも嬉しそ〜に反応。お礼を言いながらもマサさんは早速いつもの調子で前方客席の男性のお客さまにちょっかいをかけてる(笑)ステージと客席の距離が近くて、会場全体があたたかく思い思いに楽しんでいる様子が伝わってきた。

「明日があるさ」「夢であえたら」などJBやJBBを知らない方、年齢層高めの方にも楽しんでいただけるような往年のナンバーが続く。

なかでも坂本冬美さんの「また君に恋してる」はJBB調に複雑にアレンジされ、男声コーラスの持つ深さと力強さが相まって、情愛の深さを歌う世界観から、更に宇宙的な拡がりもイメージするような曲に変化していた。カラフルにステージを照らし出す照明もまたスペクタルな効果絶大だった。

もう、とにかく全ての曲が良かったけれど、私は特にダイアナ・ロスのユーアーエブリシングを聴くことが出来て嬉しかった。この曲ばかりはペンラを膝の上に置き、心して拝聴する。

あっきーのクリアで中性的で繊細な声が歌とドンピシャで…。1番はマサさんと、2番はトンちゃんと声を重ねるのだけど、男声2人なのにゾクゾクして何とも言えない情感が湧いてくる。いや、本当にとっても艶っぽくてドキドキしてしまうのだ。つくづく、有り難きものを聴かせていただいている、合掌…。

そして、今回のツアーの目玉はやっぱりYOASOBIさんの「アイドル」しかない。マサさんは「ピコピコ打ち込み系のファミコンみたいな歌」と評していましたが、これが園田涼さんのバンドアレンジとマサさんのコーラスアレンジにかかると、メタル系ロックに男声コーラスの荘厳さが加わったオリジナルな「JBBアイドル」に変貌を遂げる。こんなにリズムもメロディも複雑な楽曲を生音・生歌で表現するなんて驚愕する。

目まぐるしく4人のボーカルが入れ替わり、緩急を織り交ぜた聴きごたえがあった。音源と生音との遜色は全く無く、むしろ迫力が増してそれ以上だし。加えて振り付けもしっかり付いてカワイイし。(観客もサビの振りを叩き込まれ私もオタオタしながら振りを頑張った)おかげで、目で耳で感覚全てで楽しむことができた。

コンサート終了後、 2023ライブCDの販売コーナーに妙齢のお姉様方が並んでいる姿を見て、私もニヤニヤ嬉しくなりました。メンバーも観客もみんなで盛り上がった素敵なコンサートだったなあ。

そういえば、横浜のビルボードライブでマサさんが「紅白にも4人で出場したい!」と言っていた!4人がミュージカルというフィクションの世界から飛び出し、こうしてリアルに活躍している姿がホントにめちゃめちゃ眩しくて…。もしも紅白出場が実現したらそれは本当に夢のようだ…。

というわけで、未だ余韻を味わいながら4人の素敵なハーモニーをいつまでも聴いていたいと思うこの頃です。





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