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「価格だけが高級?時計ブティックのサービス低下と顧客の叫び」

この内容は時計が好きな私個人の独りよがりです。

1章: 世界経済の不安要素によるインフレ


ウクライナ戦争の勃発以来、世界の経済は不安定さを増しています。この不安定な状況下で、多くの人々が資産の安定性を求めて現物資産に注目しています。高級時計は現物資産ですのでに需要の増加に伴い、時計の価格も上昇しており、市場全体が変動しています。地政学的なリスクや市場の不確実性が、高級時計の需要を押し上げ、価格の上昇につながっています。

2章: 時計は投機商品?


時計を投機商品として扱う人々の中には、実際に商品を見ずに購入し、値上がりを期待する者もいます。彼らは単に価格の変動を追い求め、製品の品質やブランドの歴史を無視しています。このような投機的な需要が市場を歪め、価格を不安定化させる可能性があります。また、この傾向は時計産業全体に影響を与え、本来の価値や美学から逸脱した商品の需要を生み出す恐れがあります。

3章: 売る側の態度

最近は、売る側の顧客に対するサービスの質が低下している場面もよく見かけます。実物がないことは承知しているので、仕方がない部分があるとは思います。数百万円もする時計を実物を見ずに買う客がいることも事実です。だからと言って、そういう買う気ないなら客じゃない的な態度を見せているといずれ愛想尽かされると思わないのでしょうか?高級品だからこその接客態度というものがあると思います。
また、なんの創造性もなく、文字盤をただ変えただけのものや生産数を絞る事で価値アピールしたり、そういったものにこれまでの倍以上の値段をつけているメーカーが多いのにも驚きです。人件費や材料費が上がっている事は分かりますが、あまりにも客を馬鹿にするような値付けは客離れを進めるだけです。
このような顧客に対する敬意や信頼を欠いた接客は、時計ブランドやブティックの長期的な信頼性や顧客満足度に影響を与える可能性があります。今はまだ買う人たちはいますが、投機バブル崩壊したら一体どれだけの破壊力があるんでしょう。こう時代こそ地道に誠実な態度を取り続けられるメーカーやブティックなどが長く生き残れるんだろうなと思わずにはいられません。

4章: 時計を楽しみたい方々へ

投機的な需要やメーカー、ブティックの問題にも関わらず、時計を楽しむ人々には、自身の好みや価値観に基づいた選択をすることをお勧めします。
時計は単なる投機対象ではなく、その美しさや機能性を楽しむためのアクセサリーです。ブランドの歴史や製品の品質、新機能などに注目し、コレクションに真の価値を見出すことが重要です。投機的な需要に惑わされることなく、趣味としての楽しみを追求しましょう。

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