人学塾「智和輪」

「得意淡然 失意泰然」ものごとがうまくいって得意な時ほど、その喜びに溺れて有頂天にならず、むしろ淡々と事に当たり(淡然)、反対に落ち込んだ時には焦らず落ち着いて(泰然)、苦しみに沈み込まない。人は生と死、幸と不幸、勝ちと負け、平等と差別など、相反するものをあれかこれかと分けて考える。しかし一日生きると言うことは一日死に近づくということでもあり、生も死もいのちの姿の裏表である。あるいは何かを得るために失わなければならないものも確かにある。このように一見対立して見えるものも、お互いに相手があって初めて成り立っている。

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