人学塾「智和輪」

産業革命後の欧米と比較して、日本の国力や技術力が劣っていることに不安を抱いた明治政府が、日露戦争後の社会的混乱を収め、国家発展に必要な国民の道徳基準を示すために配布したのが『戊辰詔書』。ここに記されたのが「国民は忠実に仕事に励み、勤勉に倹約をして生計を立て、自ら質実を重んじ自らを励み勉め続けなければならない」という一文である。明治天皇が国民に対しての期待を述べたこの詔書から、「質実剛健」という熟語ができた。

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