人学塾 智和輪

1955年4月11日、哲学者ラッセルと物理学者アインシュタインの二人は、核戦争絶滅を訴える呼びかけを行った。アインシュタインは同月18日に死去し、その遺書となった。1955年7月9日、マックス・ボルン、ジュリオ・キュリー、湯川秀樹などノーベル賞受賞者9名も連名で署名し、発表された。これが「ラッセル=アインシュタイン宣言」と言われている。「私たちの前途には――もし私たちが選べば――幸福や知識、知恵のたえまない進歩が広がっています。私たちはその代わりに、自分たちの争いを忘れられないからといって、死を選ぶのでしょうか?私たちは人類の一員として、同じ人類に対して訴えます。あなたが人間であること、それだけを心に留めて、他のことは忘れてください。それができれば、新たな楽園へと向かう道が開かれます。もしそれができなければ、あなたがたの前途にあるのは、全世界的な死の危険です。」

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