人学塾『智和輪』テキスト

「面目」を仏教では「めんもく」と読み、根本の真理という意味である。「本来の面目」といって、自分に限らず、ものごとの本来のすがた、迷いも、汚れもない、ありのままのすがた、どんな人にも本来そなわっている仏となる素質のことである。やがて、面目は、心といったような意味に使われるようになり、他人に対してあらわす自分の心のありよう、さらには体面を意味するようになり、面目ない、合わす顔がない、面目まるつぶれというようになった。

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