僕の好きな小説5選

前回参加させていただいた #呑みながら書きました の続きの内容。

(企画元のタグはつけさせていただいていますが、期日も過ぎているしおまけ的な内容です)


前回はおすすめの小説だったので、今回は好きな小説の話。
本当は前回分と合わせ、一気に書いていたのだが、あまりに長くなったので分割して公開する。
今回も5冊選んだが、完全に個人的な好みなので、あまり刺さらない方もいるかもしれないが、許してほしい。
ただもしよろしければ、こちらの作品にも手を伸ばしていただけると大変嬉しい。
(前回の続きなので、ほろ酔いで書いた文章だということご留意いただきたい)


1.「双頭の悪魔」 有栖川有栖
https://www.amazon.co.jp/双頭の悪魔-創元推理文庫-有栖川-有栖/dp/4488414036


間違いなく、僕がミステリにはまったきっかけで、今も大好きで心に残っている作品。
あらすじは、川を挟んだ二つの村でそれぞれ殺人が起きて、それを別々に解決していくお話。
王道の本格ミステリでありながら、それぞれの話が非常に美しく、感動すら覚えるような出来具合だった。
作品中には読者への挑戦という項目も設けられており、ちゃんと読んでいけば読者も全ての謎に解答できるようになっている。
(例のごとく、僕はさっさと解説を読んだ)
これだけ好きな作品だが、惜しむらくは学生シリーズ呼ばれるシリーズの第3弾であり、前作から読んでほしいということと、そもそもかなり長い本なので、気軽に人に勧められないことである。
もしこってりとしたミステリにつかりたい方は試してみてほしい。


2.「白夜行」 東野圭吾
https://www.amazon.co.jp/白夜行-集英社文庫-東野圭吾-ebook/dp/B0872MMWWF/ref=sr_1_1?adgrpid=115405781989&hvadid=665899488237&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-333676063669&hydadcr=27299_14701689&jp-ad-ap=0&keywords=東野圭吾+白夜行&qid=1704015384&sr=8-1


ここにきてベタベタな作品だけれども、これも自分の読書歴を振り返ると外すことはできないと思う。
結構こちらも長い作品なのだが、これは3・4回読み直している。
そもそも僕はあまり再読することが少ないのでそれだけでだいぶ印象に残っている。
以前に映像化された作品なのでご存じの方も多いと思うが、ストーリーはある事件の容疑者の子供と被害者の子供のその後の人勢を描いたもの。
切ないとも感動とも言えない味わい深さで、定期的にこの世界観に触れたくなる小説だ。
ちなみに、実質的な続編と言われている「幻夜」という作品もあるので、未読の方はぜひ。


3.「GOTH」 乙一
https://www.amazon.co.jp/GOTH【3冊-合本版】-『夜の章』『僕の章』『番外篇』-角川文庫-乙-一-ebook/dp/B01LXH8W8E/ref=sr_1_3?adgrpid=118712013514&hvadid=678978424965&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-333736755331&hydadcr=16998_13608807&jp-ad-ap=0&keywords=goth+乙一&qid=1704015904&sr=8-3


こちらもおすすめで挙げた乙一さんの本。
連作短編集で、ホラーミステリというような内容。
猟奇的な殺人などが出てきて、言葉を選ばずいえば中二心を高ぶらせられるような小説。
乙一さんの本はこれが初めてだったのだが、かなりの衝撃を受け、ここから何冊も乙一さんの本を読み漁ったことを覚えている。
これも映画化されているので、そちらも触れてみてほしいところ。


4.「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介
https://www.amazon.co.jp/向日葵の咲かない夏-新潮文庫-道尾-秀介/dp/4101355517


これも名作ミステリとして、いうに及ばずかもしれない。
ある夏、自殺した同級生の真相を一人の子供が調査するというストーリー。
少しファンタジーっぽい部分もあるが、ホラー要素も含まれているので苦手な方は注意してほしい。
僕の場合はポップな初めの雰囲気から一気に不気味な空気管になり、もう止まらなくなって一気に読んでしまったと記憶している。
そのうえで、読後の満足感というか、衝撃は抜群だった。
また繰り返しになるが、これも読後にあまりの面白さに道尾さんの作品を読み漁ることになった。


5.「ぼくらはズッコケ探偵団」 那須正幹
https://www.amazon.co.jp/ぼくらはズッコケ探偵団-こども文学館-8-那須-正幹/dp/4591007812/ref=sr_1_12?adgrpid=142654902383&hvadid=679015267888&hvdev=c&hvqmt=b&hvtargid=kwd-768496438504&hydadcr=16036_13711639&jp-ad-ap=0&keywords=那須正幹+本&qid=1704019060&sr=8-12


子供のころ大好きだったズッコケ三人組シリーズは入れようと思ったのだが、さんざん悩んでシリーズの中からこのタイトルに決めた。
正直、ズッコケ三人組はどのタイトルも好きなのだが、しいて言うならこのタイトルが一番好き化もしれないと思った。
やはり、意識した訳ではないが子供の頃から推理ものが好きだったのだろうと思う。
あらすじは、草野球のボールがお屋敷に飛び込み、探しにいくと殺人事件に出会うというもの。
今読み返すとどうかわからないが、本当にドキドキしながら読んでいたし、結末のスッキリ加減も素晴らしかった気がする。
ファンタジー要素もある本シリーズだが、この作品はある程度身近に感じられるところがよりドキドキ感を覚える要因だったのかもしれない。


紹介は以上、皆さんの読書の一助になれば大変嬉しい。

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