閑話(12) さよなら制服

今日は、制服着用最終日。

毎日着用していたわけではありませんが、それでも、もう二度と袖を通さないのかと思うと、感慨深いものがあります。

私と制服の歴史は長いです 笑
保育園、小学校、中学校、高校、社会人と、大学生の時以外は、ずっと制服。
制服は、基本、シャツ+スカート。
(セーラー服やベストを着たりすることもありましたが)
小学生の頃から、お手伝いの一環として、アイロンかけをしてました。
日曜日は、サザエさんを観ながら、父、兄、自分のシャツ等にアイロンをかけていました。
なので、今でもサザエさんを観ると、条件反射のように「アイロンかけないと」と思ってしまいます 笑

家族全員分のアイロンかけとなると、なかなかの重労働で。
夏は、冷房の効いた部屋にいるのに、汗だくでアイロンをかけていました。
でも、アイロンかけは嫌いではなく、寧ろ、好きな方でした。
シワが伸びて、キレイになるのが好きで。
クリーニング屋さんで、アイロンをかけているところを見せてもらうのも好きで、ずっと見てました。

制服といえば、昔、会社の更衣室で着替えている時、視線を感じました。
その日は、朝早めに出社していたので、更衣室には私一人でした。
何気なく窓の方を見ると、男性と眼が合いました。
更衣室は6階です。
窓の外に人がいるとは思わず、「ひっ」と声が出ました。
男性は窓ふきの作業をしていたようです。
普段なら、隠すように脱ぎ着していましたが、更衣室に誰もいないと思ったので、勢いよく上下脱ぎ捨て、下着姿を晒してました。

(み…見られた…)

作業員の方も、更衣室だと知らなかったのかもしれないし。
「朝から汚いモン、見せんじゃねーよ。目が腐るだろーがよぉ」
と怒り心頭かもしれません。
(というか、絶対そう。目が怖かった…)

とりあえず、動揺を隠し、平静を装います。
10代の頃なら、「きゃー!!」と叫んだりしたかもしれませんが、
(当時)三十路にもなれば、下着姿くらい見られたって平気!平気!…なワケない 笑
ショックで涙が溢れてきました。
こんな時は、空想の出番です 笑
ここはもう、空想で乗り切るしかありません。

(ここは会社じゃない。プール。そうプールの更衣室。
 私が着ているのは水着。水着姿だから、見られても、平気、平気)

(ここはプール。これは水着)と、自分に言い聞かせながら、制服に着替えて、そっと更衣室を出ました。
が、流石に若い子達は、見られたら可哀そうなので、総務部には一報入れておきました。
その後、朝に窓ふき作業が行われることはありませんでした…。

制服。
子供の頃から着てみたい!と願ったのは、パイロットの制服です。
(一応)女の子なのに、キャビンアテンダントではなく、パイロットに憧れてました。
パイロットの制服、かっこいいですよね。

飛行機も好きなので、私が男性で、頭も視力も良かったら、パイロットになりたかったです 笑 
(今は、女性の方もいますよね。尊敬!かっこいい!)

白衣も着てみたいです。
白衣って、着るだけで賢そうでカッコよく見えますよね。
先生、今度、白衣、貸してくださーい!
着たいでーす!
ついでに、聴診器も貸してくださーい!
肺の音、聴いてみたいです♪
先生、ダメですか? 笑

仕事終わり、制服姿で写真を撮りました。
遺影には…使えないけど、何となく思い出に 笑
ということで、暫し、制服とはお別れ。
制服が恋しくなったら、ファストフードやファミレスでバイトでもしようかな 笑

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