T大病院

Mクリニックで診断書を貰ってから、二日後、T大病院に向かいました。

実は、Mクリニックを出てすぐ、T大病院に予約の電話を架けました。
というのも、初診の予約は、電話だけ、且つ、平日のみだったため、平日は仕事をしており、Mクリニック出た直後でないと、次、いつ電話出来るか分からないと思ったからです。

Mクリニックでさえ、一ヶ月後しか空いてなかったのだから、大学病院は数ヵ月先かな?と思いながら、電話したら、まさかの2日後 笑
あまりにも早くて、拍子抜けました。

T大病院は、自宅から30分程の場所にありました。とはいえ、初診は手続きもあり、道に迷うかもしれないと思い、予約時間の1時間以上前に、家を出ました。

T大病院、その大きさに圧倒されました。
入り口には「本日の予約患者数」が貼り出されてました。その数、数千人!!一日で、この病院に数千人が訪れるのかと、驚きました。

用紙に必要事項を記載して、番号札を取り、待ちます…待ちます…呼ばれたら、紹介状等を渡します…待ちます…呼ばれたらクリアフォルダーを貰い、移動します…受診科で並びます…受付します…待合席で待ちます…待ちます…予約時間が過ぎます…待ちます…待ちます…笑

事前にネットで調べたところ「予約時間はあってないようなもの」とあったので、二時間くらい待つ覚悟はしてました。
(事前に調べておくと、心構えが出来て?良かったです)

予約時間が一時間以上過ぎた頃、持たされていた呼び出しブザーが鳴りました。
その後、名前を呼ばれて、診察室に入ります。

「疑いということなので、胃カメラと血液の検査してみましょう。胃カメラは、Mクリニックの時は細い管だったと思いますが、より詳しく検査するので、今度は太い管のものになります」

「胃カメラ、Mクリニックでやったのが初めてだったので、細いかは分かりません…(というか、前回あんなに辛かったのに、より太い管だと?!)」

「紹介状には『胃カメラは上手だった』と書いてありますよ。検査する先生も上手ですし、大丈夫」

(紹介状に「胃カメラ上手」と書いてある?そんなことまで書くの?!というか、あんなに嚥下してたのに上手なのか?)
と、ふと机上の紹介状に目を落としました。

「胃癌の可能性も」という文字!

(え…胃癌?!) 

「検査前に確認ですが、緑内障ですか?」
「いえ」

胃癌の文字に動揺して、咄嗟に「いえ」と答えてしまいましたが、来週、眼科で緑内障検査(視野検査)するんだったと、思い出しました。
(「いえ」と言っちゃった…)

その他、既往歴を聞かれたので、子宮筋腫だけ伝えました。
椎間板ヘルニアと脊椎狭窄症は、言いませんでした。
(しかし、なぜ、あの時、子宮筋腫だけ言ったんだろう…自分でも謎)

後日、13年程前、甲状腺機能低下症と言われ、経過観察と言われたことを思い出します。
(半年後に再診するよう言われて、一度も行かなかったI病院)

胃カメラは、約二週間後、血液検査はこの後やることになりました。

胃カメラ予約した後、私が、余計な一言を言ってしまいました。
「ピロリ菌検査、偽陰性になると聞きました。呼気検査、やってみてもいいですか?」
「やってみますか」
と、胃カメラ検査の前に、尿素呼気試験をすることになりました。

「検査結果は聞きに来て貰いますが…早くて1月中旬なんです」
「え?(早っ!)」
私は再診の予約が早くて驚いたのですが、「遅い!と思われた」と勘違いされた先生は、気遣って、
「万一の場合は、電話しますから」
と、仰ってました。

先生は、診察室に入った時も
「お待たせしてすみません」と謝り、帰り際にも「今日は随分お待たせしてすみませんでした」と謝ってました。
きっと、他の患者さんから、待ち時間に関する苦情を言われてるんだろうな、と気の毒になりました。
「二時間くらい待つと思ってたので、早いくらいですよ」
「…ポジティブですね」
と、若干、引かれてました。

後から「イヤミを言われた、と思われたのかも」と、反省…
本当に、二時間は待つ覚悟はしてたんですよー

診察室を出て、採血室の受付に。
ここの受付の方、まぁ、怖い 笑
「ここが最後?」
「はい…あ、いえ、説明受けるように言われたんですが、場所はどこですか?」
…は?という顔をされ、質問に対する返事もなく、次の人の受付を始めました…
まぁ、担当外のことは知りませんで仕方ないでしょうけど、ね…

採血室に入り、注射を打ちやすいよう腕を出して、待ちます。自分の番号が表示されると採血席に移動して、採血開始…
上手…!!
若い男性だったのですが、毎日毎日かなりの数を対応してるだけあって、痛くない!!そして、早い。

採血が終わると、次回の検査について、看護師さんから説明を受けます。
そのために、また、待合室で待ちます 笑

胃カメラ検査が9時30。
尿素呼気試験は、胃カメラ検査の前に行うことになり、検査時間は30分。
病院の受付は、8時30〜
でも、尿素呼気試験は9時〜
尿素呼気試験は2階、胃カメラは1階。 

移動時間が…ない…
…胃カメラに間に合うの?!
呼気検査したい、なんて、余計なこと言わなきゃ良かったー…

一通り説明を受けたら、一階の会計窓口に並びます!
次回の予約票をもらい、精算機前の椅子に座って待ちます…待ちます…
番号が表示されたら、精算機の前に並びます…
空いた精算機で精算すませたら、終わりです。

T大病院は、私立大学病院と違い、古い建物で質素?だな、と思いました。
先ず、そう思ったのは、「紙」です。
検査の同意書や説明書に使われる「紙」が、真っ白の用紙ではなく、学校で配布されていた藁半紙?のような紙でした。

お金持ちを相手にした〇〇病院とは、電気の明るさから、何もかもが違う気がします。

しかし、建物は古いですが、受付機、精算機、呼び出し機等、現代的?、且つ、機能的なものあり。流石、1日に数千人対応する病院だけあるな、という印象でした。

そして、何より一番驚いたのは…
その患者さんの年齢層です。
どうみても、高齢者が9割では?!と思える程、ご高齢の方ばかりに思えました。
(まぁ、私も初老ですが)

正直、治療してもしなくても、先が同じような人よりも。
先が長い人を診た方が、日本のためになるのにな、と。
せっかくの日本でも有名な病院、優秀(と思いたい)な先生達の能力、使い切れてないんじゃないだろうか。もったいない。
と、なかなか酷いことを思ったりもしてました。
自分の親に置き換えたら。
そりゃ一日でも長く生きてて欲しいし。
出来るならば、腕の良い先生のいる、設備もちゃんとある病院にみせたい!と思うわね。
と、しみじみ思いながら、T大構内を散策して、帰りました。

しっかし、診察5分、10分ために、何時間もじーっと待って、しかも遠くから通ってるんでしょ?
絶対、元気じゃん!!
と、思わずにはいられない…

支払額
 初診料     290点
 検査料             1082点
 負担額(3割) 4,120円



2022年  5月  人間関係のストレスで胃痛
2022年  7月上 タール便(1日のみ)
2022年  7月末 コロナ感染
2022年10月末 人間ドックで胃カメラ
2022年11月  人間ドックの検査結果
       「胃MALTリンパ腫の疑い」
2022年12月上 大学病院を紹介される
2022年12月末 大学病院で胃カメラ検査
2023年1月        胃MALTリンパ腫確定

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