胃MALTリンパ腫は身体総会の決定事項(妄想)

毎年、健康診断は受診していましたが、胃の検査はパスしてました。

でも、会社方針で人間ドックを受けることになり、
「胃カメラやったことない!やってみたい」
という好奇心から、胃カメラ検査を受けて。
胃MALTリンパ腫と診断されて。
その検査過程で、肺癌だと判明。

あの時、胃カメラ検査をしていなければ、肺癌だとは分からず、そのまま癌が進行し死んでいたと思います。
兄にも「死ぬ前に癌だと分かってよかった」と伝えたくらいです。
私は、なんと強運なんでしょう 笑

これは、私の想像なんですが…
きっと、身体の臓器達が、私に肺癌だと気付かせるために、あえて胃MALTリンパ腫になったんだと思うんです。

<ある日の身体総会>
脳「諸君、日々のお勤め、ご苦労様」
細胞「チーッス!」
臓器「お疲れ様でーす!」
脳「えー。今日はみんなに重大な発表がある」
臓器「何? 何? 怖いんだけど(ザワザワ)」
左肺「みんな、ごめん!癌細胞、肺内だけに抑え込むことが出来なかった」
臓器「えー?!」
リンパ「我々も流れを堰き止める術はなく。笑いながら流れていく癌細胞を、ただただ指を咥えて見ているしかなかった。すまん」
臓器「ってことは?(恐る恐る血液を見る)」
血液「まぁ、その、ごめん。今、僕の中でも絶賛浮遊中…」
臓器「なんですとぉ~?!」
脳「諸君。申し訳ない。私も侵入を許してしまった」
細胞「はぁー?! 脳さんがヤラれたら、俺たち、全滅じゃないッスかー!!」
臓器「どうしてくれるだよ! 肺、お前、もっと頑張れよ!」
左肺「ごめん…。みんな、ホントごめん!」
右肺「左肺を責めないで! 左肺は、何とか自陣だけに留めようと長年頑張ってくれたんだよ!」
心臓「そうだ。肺、謝る必要はない。私は君の奮闘をずっと傍で見ていた。君はよくやった。今までどうもありがとう」
肺「心臓さん…ううっ。心臓さぁ~ん。わーん」
脳「感傷に浸ってる時間はない。一刻も早く宿主に癌だと知らせないと…我々はお終いだ」
細胞「お終いって…脳が認めた…。俺たち、死ぬのか…(ザワザワ)」
心臓「そういえば、宿主は子宮筋腫の手術、受けないのかい?」
子宮「手術は保留みたい。私と別れるのがイヤなのよ、ね?」
卵巣「それもあるけど怖いんじゃないかしら。色々と。考え過ぎなのよ」
脳「手術さえすれば、術前検査で肺癌が判明する可能性もあったわけだが」
胆嚢「あのね!ボク、石やポリープ、沢山集めたよ!」
肝臓「摘出手術が必要なほどではないゾ。あの程度で自慢するとは、お子ちゃまだな、胆嚢は」
胆嚢「ちぇ~。ボク、頑張ったのにな。肝臓はいっつもボクに意地悪ばっかり」
膵臓「ふふふ。すねないの」
脳「そういえば、そろそろ人間ドックを受ける予定だが。肺、レントゲンにはうつりそうか?」
肺「レントゲンでは無理だと思う。CTじゃないと厳しいかも」
心臓「人間ドックだとCTは撮らないな。どうする? 脳よ」
脳「精密検査の過程で肺癌だと気付かせるしか、打つ手なしか」
心臓「それはつまり?」
脳「禁じ手だが仕方ない。ここは誰かに犠牲になってもらう」
小腸「えぇ~?! 健康なのに、あえて病気になれと!?」
腎臓「横暴だ! 脳さんはいつもそうだ! 独裁政権、断固反対!」
子宮「でも、このままだと、全員死んじゃうわよ?」
臓器「……」
胃「…僕、僕、立候補します!」
大腸「胃?! どうしたんだい? 宿主は、今まで胃を悪くしたことはないよ」
肝臓「そうだゾ。胃薬も飲んだことない宿主だゾ?」
胃「でも、原発巣に近いのは僕だし。うまくいけば、気付いてもらえるかも」
膵臓「そうね。その可能性は無きにしも非ずだわ」
脳「しかし。宿主の性格上、胃炎程度では検査するわけもなくー…」
子宮「命に係わる病気じゃないと、気にもしないと思うわ。現に子宮筋腫だって放置してるくらいだもの」
脳「となると、宿主が病名に慄いて、自ら検査したいと思える病気―…」
心臓「且つ、CT検査が必要な病気」
大腸「あんまり深刻な病気はやめてさしあげろ。流石に可哀そうだ」
卵巣「大腸は、相変わらず、優しいわね」
小腸「どこがだよ。大腸は、俺様の働きがあってこそなのに。どいつもこいつも俺様より、大腸、大腸ってもてはやして」
卵巣「小腸のそうゆうところ、嫌いだわ。ねー、子宮」
小腸「なんだよ。もっと俺様を敬えよ。クソッ!」
卵巣「クソだって! 小腸なのに。キャハハ」
小腸「くぅ~…」
心臓「静かにしたまえ!」
脳「さて、本題に戻るとしよう。宿主が顔色を変えるのは、やはり癌しかないか。でも胃癌は…」 
血液「MALTリンパ腫があるよ!」
目「MALTリンパ腫なら、僕らもいけるけど」
血液「目のMALTリンパ腫なんて、流石に希少すぎるよ」
脳「それに、人間ドックでは、分からないだろうし」
胃「…僕が、MALTリンパ腫になるよ。そうすれば、全身検査してもらえると思うから…!」
心臓「そうだな。胃MALTリンパ腫なら進行も遅いし。良案だな」
脳「胃。みんなのために、MALTリンパ腫になってくれるか?」
胃「(力強く頷く)」
臓器「胃! 頑張れ! 応援してるぞ!」

って、感じで、私は胃MALTリンパ腫になったと思うんです 笑
で、身体の望み通りに、胃MALTリンパ腫→検査→肺癌→治療に至り。
もう、MALTリンパ腫のお役目は終わったように思えます。
なので、案外治ってたりして?という淡い期待も… 笑
(胃さん、どうかな?)

それに、MALTリンパ腫は、肺癌を教えてくれた命の恩人(?)だから、このまま治療しなくてもいいかな、と思ったりもします 笑

血内先生、どう思います?
放射線治療、いつかはやらなきゃダメですか?

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