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メモに思いをのせて

脳に転移した場合、人格が壊れることもあると耳にしました。

私は、自分が極悪人だという自覚があるので
「感情や衝動を、理性で抑えられなくなったら…」
と思うと、正直、怖いです。

人格が壊れる、というよりも、
生来の人格が表に出てくるということでもあるならば、
残忍な殺人鬼がとうとう姿を現すかも…。

本当の私が現れたら。
呼内先生に、罵詈雑言浴びせちゃうのかな。
八つ当たりしちゃうのかな。
そうなったら、いくら病気のせいで豹変したと理解はしてくれても、先生をとても傷つけてしまうだろうな。
ずっと診てくださっていたのに、申し訳ないな。

そこで、豹変した私が、先生にヒドイことをしてしまった時
「本当は、先生に感謝してるんですよ」
「病気のせいなんです。先生はちっとも悪くないんです」
と、伝えられたらいいな、と思って。

あわよくば、暴言や暴力を振るっても、許してもらえたらいいな、と思い(姑息)

ある時から、診察毎に、メモを書くようにしています。

ありがとうだったり
嬉しかったことや
先生へのメッセージだったり

一言書いて、残すようにしています。

もしもの時は、このメモを見て
「ああ。先生には大変お世話になったんだ」
と思い出せるように。

先生に
「酷いことしちゃってごめんなさい。
 本当はとても感謝してるんです」
と伝わりますように。

そう思って、書いています。

でも、出来れば、人格崩壊せずに、先生に見せることもなく終診したいものです。

「心配事の96%は起こらない」って言うけれど。
病気も同じだといいな。

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