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先週の重賞レース回顧

クイーンカップ

走破タイムが1.33.1で前半通過タイムが34.5-46.2-58.0、後半上がりタイムが58.6-46.9-35.1のほぼイーブンのミディアムペースでした。
当日の2000m対象の馬場差は-1秒5、当レースの馬場差は-1秒2完全タイム差は±0基準タイムも1.33.1になります。前日の雪の影響で稍重の馬場でしたが、速いタイムが出るコンディションでした。
走破タイムの1.33.1は過去6年と比べて最も速い走破タイムでした。
桜花賞はスローペースになる事が多いのでハーパーは有力な先行馬として扱っても良さそうです。モリアーナは今回ペースが流れたことで折り合いましたが、桜花賞では課題が多いのかなとも思います。

過去6年の平均ラップタイムと今年のラップタイム

クイーンカップ レース後 陣営、騎手コメント

ハーパー=1着>川田騎手 前半からずっといい形にはならず、苦しい形で進んでいく道中だったので、ちょっと馬にはストレスの大きいレースになったなと思います。素質は高いですし、ただまだ体が幼く精神的にも幼く最後もしっかりと何とか動かし切って動いてもらっているという現状なので、これからもっとよくなってきてくれる馬だと思います。まずはこの千六を勝つことができましたし、桜花賞に無事に向かっていけると思いますので、その中で体の成長と精神の成長が伴えば、もうひとついい走りができると思います。

ドゥアイズ=2着>吉田隼騎手 賞金加算できたのはよかった。東京マイルともあって、今日は前めに。もう少し距離があった方がいいですね。スタミナ勝負なら負けない脚があると思います。

モリアーナ=3着>武藤騎手 前回は掛かって、しまいが使えなかった。今回は折り合いがスムーズで、前回の反省が生かせました。最後は直線でスムーズに出し過ぎた分、伸びることが出来ませんでした。能力は再確認できました。

イングランドアイズ=4着>横山和騎手 マイルにうまく対応してくれたし、勝った馬の後ろを取れてうまく運べました。もう少し芯が入って欲しいですけど、これから良くなっていくと思います。出遅れ

グランベルナデット=5着>松山騎手 今日はスタートが悪い方に出てしまいました。思ったような競馬も出来ず、申し訳ないです。出遅れ

ウンブライル=6着>ルメール騎手 道中は忙しかった。ズブいところがあります。ブリンカーを付けた方がいいですね。

アスパルディーコ=7着>田辺騎手 マイルのペースが忙しく、道中でためることが出来ませんでした。もう少し距離があってもいいのかなと思います。

ミカッテヨンデイイ=8着>松岡騎手 レースまでの落ち着きが鍵な馬。先生とも話して取り組んで来たが、今日は進化があった。距離はマイルくらいがいいです。

リックスター=9着>三浦騎手 ゲート出て他馬と接触しましたし、3角でも外の馬を気にしていました。新馬のようなプレッシャーのかからない競馬が合っていそうです。

ウヴァロヴァイト=10着>横山武騎手 状態はもっと良くなりそうですけど、前走以上の具合でした。いい感じの手応えでしたが、直線でぶつけられて馬が戦意喪失してしまいました。

メイドイットマム=11着>本橋孝騎手 テンのスピードが違いましたね。慣れてくれば芝でもやれると思いますよ。

ブラウンウェーブ=12着>大野騎手 競馬は上手でしたが、メリハリの利く競馬場より、小回りの舞台の方が合いそうです。

ニシノカシミヤ=13着>永野騎手 いつも落ち着いて競馬に臨めています。いいダッシュをみせてくれましたが、結果的に芝は合わないかなと思います。

オンザブロッサム=14着>津村騎手 もう少し体が成長してくれれば、もっと走ることが出来ると思います。

ミシシッピテソーロ=15着>戸崎騎手 外枠が厳しかったです。距離も短い方がセンスが生きると思います。

ゴールドレコーダー=16着>田中勝騎手 道中気負って走っていたところがあって、それがラストに響いたと思います。


共同通信杯

走破タイムが1.47.0で前半通過タイムが35.3-47.7-60.5、後半上りタイム
59.3-46.5-34.1で後傾ラップに見えますが前半3F通過タイムの35.3は過去2番目に速い通過タイムで1000m通過の所でペースが緩んだ所が勝負所だったようですね。
当日の2000m対象の馬場差は-1秒7、当レースの馬場差は-1秒5ですが、スロー補正がかかり完全タイム差は+0秒5で基準タイムは1.46.5です。
前残りの馬場傾向は変わらず、後方待機の直線一気は厳しい馬場になってますね。

過去6年の平均ラップタイムと今年のラップタイム

共同通信杯 レース後 陣営、騎手コメント

ファントムシーフ=1着>ルメール騎手 手応えが良かったし、スタミナがあるので全然止まらなかった。いいポジションが取れて、冷静で息も入ったからね。

タッチウッド=2着>バシュロ騎手は「ゲートでバタついて立ち上がる感じでした。(他馬と)一緒に出ていけてたら勝ち負けだった。力があります。出遅れ

ダノンザタイガー=3着>川田騎手 まだ動ききれない分、その都度道がなくなってしまいました。また改めてですね。

タスティエーラ=4着>福永騎手 もう1列前で運びたかったですね。流れに乗ってうまく走ってくれて、強い相手に互角の勝負をしてくれました。素質は確かです。お父さんによく似てます。

ウインオーディン=5着>横山和騎手 よく頑張ったと思います。この枠だったので、道中は先々を見据えて下げた競馬に。この経験が後に生きるはずです。出遅れ

シーズンリッチ=6着>吉田隼騎手 スタートを決めてリズム良く運べました。切れ味勝負だと分が悪かったですね。力がつききっていない中での結果。これからに期待したいです。

コレペティトール=7着>松山騎手 スタートは良かったんですけど、結果的に外枠の方が良かったですね。位置取りの分、厳しくなってしまいました。

シルバースペード=8着>吉田豊騎手 道中はこの馬なりにいい感じでした。まだ1勝馬ですし、これから力を付けてくれれば。

レイベリング=9着>M・デムーロ騎手 気持ちが強いですね。先々のためにためる競馬をしましたが、それでもいきたがる面がありました。前で運んでいたら勝ち負けになったと思う。

ロードプレイヤー=10着>田辺騎手 外枠がキツかったですね。スタートはこの馬としては出ていました。馬場傾向を考えてポジションを上げようとはしたんですけどね・・・。

キョウエイブリッサ=11着>三浦騎手 まだ緩さがあるが、ゲートはうまく決まって運べた。東京よりも切れ味勝負にならないコース形態があっていると思う。

シュタールヴィント=12着>戸崎騎手 前めで運ぶイメージでしたが、二の脚がつきませんでした。

京都記念

走破タイムが2.10.9で前半通過タイムが34.6-46.9-59.5、後半上りタイム
59.0-46.7-34.5のスローペースでした。
当日の2000m対象の馬場差は-1秒5、当レースの馬場差は-1秒7ですがスロー補正がかかり完全タイム差は±0、基準タイムも2.10.9になります。
レース中盤のラップタイムが緩くなった事で速い上りが使えない馬にはきついレースになってしまいましたね。

過去2年の平均ラップタイムと今年のラップタイム

京都記念 レース後 陣営、騎手コメント

ドウデュース=1着>武豊騎手 ドウデュースらしい走りができた。状態はすごく良かった。休み明けなので折り合いだけ気をつけた。向正面で少し行きたがったけど、それだけ今日は元気が良かった。早く全力で走りたかったんだと思う。

マテンロウレオ=2着>横山典騎手 いい内容だった。

プラダリア=3着>池添騎手 ペースが落ちたところで自然と3番手に上がった。ダービー馬(1着ドウデュース)に一気にかわされたところでしんどくなったけど、しぶとく頑張っている。

キングオブドラゴン=4着>岩田望騎手 番手と思ったが、外からこられて3番手。でも集中して走れたし、このメンバーで4着は収穫が大きいです。

キラーアビリティ=5着>ムルザバエフ騎手 しっかり折り合って道中もいい感じだったが、手応えほど伸びなかった。

ウインマイティー=6着>和田竜騎手 窮屈なところに入って流れも変だった。スムーズなら違ったと思う。

ユニコーンライオン=7着>坂井騎手 自分のペースで競馬をした。強い馬を相手によく頑張ったと思います。

スカーフェイス=8着>橋田師 狭いところに入ったが最後は脚を使った。

アフリカンゴールド=9着>国分恭騎手 外の馬にこられて位置取りが悪くなった。諦めず走っている。

ラストドラフト=10着>松岡騎手 4角まで雰囲気は良かったが追っていまいち。馬はすごくいいが。

インプレス=11着>鮫島駿騎手 ドウデュースの真後ろにいたが、いつの間にか置かれた。

マイネルファンロン=12着>川須騎手 周りの馬が強かった。

エフフォーリア=競走中止>鹿戸師 心房細動だった。道中はいい感じだったけど、急に失速してどうしようもなかった。

※馬場差、完全タイム差はグリーンチャンネル(先週の結果分析)を参考にしています。


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