好きな音楽(20) betcover！！ベットカバー

今回は私が上半期で1番聴きまくってるbet coverというバンドを紹介したいと思います。バンド名は布団カバーから取ったみたいなんですが、ボーカルの柳瀬さんが英語の綴りを間違えたため"賭ける"方になっちゃったみたいです笑　
なんか可愛らしい...こんな渋い見た目なのに。
しかも今年のフジロック初出演のバンドらしく、今最も注目されている若手の異端児。国内人気もさることながら、海外大手の音楽レビューサイトでは4thアルバムの「卵」が選出されるなど、国外での人気もかなり有るみたいですね〜。彼等のyoutubeチャンネルも、海外の方からのコメが沢山ついてるのをよくお見受けします。もともと柳瀬さんはソロで活動していてavex傘下のレーベルにも所属していたんですが、途中からインディーズに戻って、現在は5人形態のバンドとして再出発してるようです。レーベル所属時代の柳瀬さんも、動画に上がってるので興味ある方は是非！
その当時の純朴であどけない感じが垣間見えると思うんですが、もしかするとその頃から内に潜んでいた鋭い牙が、見え隠れしていたのかも...？　ホンッッット計り知れませんね...🫠

「炎天の日」

初見はとんでもないものを見つけてしまった興奮と喜びでのたうち回ってました。聴いたことも観たこともないような独特の世界観に、これ内容なんてあるのか...？そんな事考えるのも愚問というか何というか...。音楽っていうよりかは一本の映画に近い感覚で最後まで釘付けになった曲です。聴いてて緊張する曲ってなかなか無い...恐ろしいです笑

「幽霊」

こちらは5本の指に入るくらい大好きな曲で、いつもお世話になっております。この曲を聴いた時の気持ちは今でも何とも言えなくて、懐かしさと過去に置き忘れてしまった心象風景みたいなものを思い出させてくれるような、不思議な気持ちになります。音楽なんだけど...演劇のような...
詩にも特別な意味はないと柳瀬さんも仰ってたんですが、断片的な言葉と美しい旋律が合わさって、心地よいムードを作っています。この曲があれば暫く生きていける気がする...。

⇩「幽霊」LIVEバージョン⇩

05:36〜「幽霊2」のアクトが素晴らしいので、是非観ていただきたい...。原曲とは全く違うアレンジのロックチューンに、殺気迫る歌唱が息を呑んでしまうほど。

「イカと蛸のサンバ」

タイトルの字面からして大好きなんですが、今まで出逢ったイカやタコが絡む作品に、外れなんてものは無かったなぁ...と改めて思いました。そう、無いんですよ。聴いたら確実に沼ります...タコ物語同様に。

「家庭のひかり」

柳瀬さんの曲にはよく"家"をモチーフにした作品が多くて、その中でも私が大好きなのがこの曲。ゆったりとした美しく儚いメロディが、夕暮れ時の家々の灯りを彷彿とさせています。自分が生まれた街だったり、過ごした土地だったり、安心できる場所、大きな意味で「自分の家に帰れたら良いよね」という柳瀬さんの想いが詰まった素敵な曲ですね。マジでダイ◯ハウスのテーマソングにして欲しいくらい...

「超人」

これに関してはbetcoverの真骨頂だと思っています。おすすめの曲は何？と聞かれたら、迷わずこれを聴かせたいくらいには...!! 柳瀬さんは曲を作る際に、10種類ぐらいの参考曲を引っ張り出してきて、音作りをするみたいなんですが、ルーツや、これあの曲に似てるなぁ...という音像が見え辛いというか...(私が音楽を知らないだけ)
とにかく新鮮でわくわくしてしまいます。いつか映画の劇伴を作りたいという彼の言葉が、この曲に表れてる感じがして最高ですね。後半の「やめて」ループが色っぽい。

⇩「超人」LIVEバージョン⇩

夏フェスに出てた時の映像なんですが、神がかりすぎて唖然としちゃいました...。フルートから始まる演奏良き...。

「バーチャルセックス」

これは最早ミュージカル曲です。開始早々に馬鹿野郎と叫ぶ柳瀬さんといい、この生を感じるエネルギッシュなサウンド。生きる即ち、エロスそのものを全面に押し出してるような歌詞も良い。開幕この曲から始まる「馬」というアルバム自体もかなり良くてですね...皆に知れ渡って欲しいけど、本当は自分だけが知っていれば良い、という気持ちもあります笑

「狐」

イントロの入り方が癖になるぐらい好きです。ネオ昭和歌謡とでも名付けましょうか。
声に加工が入っているのも、サウンドもすごく面白いですし、2分17秒辺りから様々な楽器の歪みが聴こえてきて、とにかく耳が楽しい。最近海外フェスでのLIVE映像がYouTubeで上がってたんですが、狐人気が凄くて会場が「kitsune! kitsune!」コールで盛り上がってたのが面白かったです笑

という訳で今回はbetcover!!でした〜。
あまりに好きな曲が多くて長くなってしまったんですが、気になった方は是非聴いてみて下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございます。