ナポレオンの名言にスキ❤️
『1頭の狼に率いられた100頭の羊の群れは、1頭の羊に率いられた100頭の狼の群れに勝る』
フランスの皇帝ナポレオンに影響を受けた人はたくさんいますね。西郷さんもその1人です。
現代でも会社の重役の方々が経営戦略を学ぶために『孫子の兵法』という中国で2300年程前に書かれた兵法書をよく読まれるそうです。
ナポレオンはその『孫子の兵法』を愛読書にしていました。
この名言の主旨は、どんなに一騎当千の戦士を集めたところで、みんなを束ねる統率力、指導力がなければ、軟弱な集団にすら勝つことができないということです。
この状況は、スポーツの世界で特に見ることができるけど、会社組織でもよく見られますね。
私がよく覚えているのは、長崎県の島原商業高校サッカー部監督だった小嶺監督です。
全国優勝も成し遂げました。その小嶺監督が、まだサッカー無名校だった国見高校に赴任してからは毎年全国大会の常連校になり戦後最多タイの6度の優勝するまでに急成長したのです。
すでに故人ですが、私は東福岡サッカー部時代に1度お会いしてお話をしたことがあります。
工事現場の監督のようなダルマに似た風体でしたが、試合を指揮している姿は名監督のそれでした。
東福岡サッカー部も名将志和監督が退いてから、全国大会にも出られなくなりました。
スポーツにおいて監督の力は絶大です。どんなに名選手を集めたところで、それぞれが自分に割り当てられた役割をはたさず、自分が活躍してヒーローになるという意識を持てば、チームワークはバラバラです。
前回のワールドカップ予選で、ドイツとスペインに勝ったことには、鳥肌が立ちました。
ワールドカップ本戦にも出場できなかった日本が、サッカー先進国の両チームを破ったのです。
個の力が上がったのは間違いありませんが、勝てたのは監督による戦術です。どの場面でサブの選手を起用するかや、適材適所を熟知していたから勝てたのです。
『孫子の兵法』の名文句にこうあります
『彼を知りて己を知れば百戦危うからず』
よく聞く言葉ですね。
相手チームをよく研究して、自分のチームの内情をよく知っていれば恐いものはないのです。
それを実行した森保監督の采配はアッパレでした。
どれだけの役者をそろえても、監督がいなければ面白い映画も生まれません。
会社も国家も、統率力のないリーダーだったらたちまち潰れてしまいますね。
ナポレオンの名言は、人間が徒党を組んだ時の絶対的な教訓ですね。
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