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心の整え方💑

人間は生きていると思い通りにならないことだらけです。
何故、そうなるかを考えたことがありますか?

誰もが思い通りに事を運ぼうとするからです。そんな中で優先的にやりたい事ができるのは、選ばれた人だけです。

会社や各種団体では上下関係がありますね。
出世したい方は頑張って上を目指します。しかし、会社に勤めていても、上になると煩わしいことが予想されて嫌がる人もいるわけです。

その人の生き方や考え方の問題ですから、上を目指す必要はないわけです。

しかし、自分が置かれた場所では全力で働かなくては、その場所にも居場所がなくなります。

私の会社のホーム作業員の中にも多数働きたくない人がいます。

運転手が荷卸した荷物を荷札通りの住所に仕分けするのが彼らの仕事なのですが、やりたくないという表情が顔に出ているのです。そして、わざとテレテレして適当にこなしています。

何故そうなるかは、やってもやらなくても給料が上がらないからです。

私たち運転手は走った回数や運賃歩合によって給料の上下があるから働きがいはあります。

しかし、そのポジションについたのは彼らの意思です。与えられた仕事は責任をもってしてほしいものです。

私の会社の愚痴になって申し訳けありません。

ただ、人生において目的意識がないと、一生懸命にならないということを伝えたかったのです。

何故、心が整わないかも、ここに起因しているとも思います。

目的意識がないと、自尊心や自己肯定感も薄れていきます。
『あの芸能人は凄いな、大谷選手はカッコいいな』と思うのは彼らの表面的なものではありません。彼らの中にある潜在能力が凄いから、表面的にも輝いて見えるのです。これをオーラと言いますね。

しかし、彼らは凄すぎて私たち一般人の嫉妬の対象ではありません。羨望の的なだけです。

私たちが心をかきみだされるのは、自分と能力が近い人たちへの嫉妬をするからです。

しかも、人間の嫉妬のタチが悪いのは、嫉妬している対象に追いついて追い抜こうとする上昇志向よりも、嫉妬する相手が自分の位置にまで落ち込むことを望むことにあります。

『人の不幸は密の味』という諺も、上記のような人間の性質から生まれた言葉でしょう。

しかし、この性質をものともせず、自己の能力を高めることを貪欲に考え、行動した人たちが世の中で成功しているのです。

同じ人間なのに、どうしてこうも違うのかは、『目的意識の有無』が関係していますね。

しかし、人間は年をとってくると、できる事とできない事の制限が出てきます。

プロ野球の世界でも、それが顕著に現れていますね。今までスーパースターだった選手が35歳くらいから成績が右肩下がりになっていきます。

ピッチャーは筋力の衰えから球速の低下。
バッターはそれに付け加えて、動体視力の低下による打率不振。

人間は老化現象には逆らえないのです。

しかし、1つだけ老化現象から逆らえて能力を向上させることがあります。
これは『心の整え方』にも通じます。

noteを書くこと。文章をつむぎ出すこと。

アウトプットする行為は、体力や老化に影響を受けることなく、それどころか年をとるにつれて味のある文章を書けるようになると思います。

その理由はドイツの文豪ゲーテが名言として残しています。

『読書で得た知識は半分の知識でしかない。得た知識を経験することで本物の知識となる』

私のフォロワーさんの安達昌二さん(83歳)はいい例です。大学の先生をされていた経歴や海外を50数ヵ国仕事と遊びで周遊されて、世界を大局的に見る目を持たれています。

私のマガジンに入れさせてもらっている作家の富士takashiさん、作家の山下澄子さんも、人生で得た経験が素晴らしい文章になって心に響くものがあります。

noterのみなさんは文章を書くことが大好きなので、『心の整え方』をよくご存知で実践されていらっしゃいます。

読書をすることは、他人の心を知ることです。
小説では様々な難題が主人公を襲い、そこから沸き上がる感情や対処法などが描かれる成長物語です。

自分自身が不幸な場面に陥った時に、

『なんで、私だけこんな目にあうの?』

と自分の運命や存在すらも呪うようなこともあるかもしれませんが、自分だけではないと知ったらどうでしょうか?

世の中には不幸な人をあげればキリがないのです。

ロシアの文豪トルストイは名作『アンナ.カレーニナ』の冒頭でこんなことを言ってます。

『幸福な家庭はどの家庭も似通っているが、不幸な家庭は色とりどりの不幸がある』

自分だけではない、ということを知れば自分を嫌うこともないし、自尊心も維持できます。

不平等を感じるから他者との関わりにおいて、嫌気をさします。

であれば、不平等を感じないように自己の目的意識を明確にすればいいわけです。

私は自分の拙い文章でどれだけの可能性があるのかはわかりませんが、作家になりたいという夢を、学生時代から持っていて、まだあきらめていません。

まだ実現できていませんが、文学をすることは素晴らしいことだと思っています。

言葉の持つ力が、『心の整え方』にも大きく関わっているからです。

ある時、誰かから言われた言葉があなたの心を貫き、あなたの人生観そのものをひっくりかえす言葉にもめぐりあえる時があるかも知れません。

言霊の力は絶大なのです。


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