見出し画像

車の運転作法 警察に捕まらない方法

私は普通自動車より仕事上大型車に乗ることが多いので、高い視点での交通事情を観察して分析しています。

高いキャビンから見下ろすと、覆面パトカーの屋根の中央部に四角い切れ目があるのを確認できます。

ある時、高速を走っていて、300メートル後方の追い越し車線から私の運転する10トン車を確認したのでしょう。徐々に距離が迫ってきて車種まで確認できました。アルファードでした。

私のトラックが90キロしか出てないけど、それよりプラス10キロの100キロでぬいたと思いました。

そして、その後ろから追尾する形で白のクラウンがきました。もしや、と思ったらありました。切れ目が。それからアルファードは私の前にノーウィンカーでかぶせて入り、その後走行車線を一気にキックダウン。

150キロくらいまで急加速。出るか、モグラたたきのモグラが。

すると予想通りモグラが赤に変わりけたたましいサイレンとともに、『はい、そこの車止まりなさい。パトカーの後ろについてきてくださ~い』と言って、インターチェンジの出口におろされていきました。

全く同情はしませんでした。無茶な運転には天誅がくだるのです。

多くのドライバーは警察に捕まると、すぐに表象されるのが『今日は運が悪かった』です。

運が悪いのではなく、捕まるべくして捕まっているのです。

複数車線で追い越し車線を走り続けているあなた。競争意識が高まっていませんか?

それ自体が通行帯違反ですし、ぬかれることに、ヤイバのような劣等感を抱きつつ、アクセルを踏み込んでいませんか?

それは単細胞というものです。そもそも、何故、車を運転しているのでしょうか。それは目的地に行くためであって、他者と競争するためではありません。

そのことを念頭においてほしいものです。
また、何故、無謀な追い越しや、やりたい放題の運転をする人が時おりいるかは、匿名性があるからです。

その行為が他人にどれだけ迷惑がかかろうとも、自分だと特定されなければ羞恥心がわくはずもありません。

しかし、昨今はあおり運転が概念化されたことをうけ、運転マナーが以前よりはるかによくなったことに、お気付きの方も多いでしょう。

それにドライブレコーダーで証拠を残すことができるようになったことも関係しています。

それでもまだまだ、アウトローはいます。だから、警察の方々は仕事が減ることはありません。

しかし、それでも自分の運転作法を変えることができない方々のために、この記事を書くことを思いつきました。

なかなかゴールド免許にならないし、免許更新の度に2時間も毎度の話を聞かせられる方々のために。

まず、複数車線の道路で制限速度50~70キロだととばしたくなります。警察も10キロオーバーくらいなら見逃してくれます。でも20キロオーバーなら捕まります。

しかし、自分だけではなく5~10台くらいが50キロ制限道路を90キロで走っているのを、覆面パトカーが目撃したらどのような行動をとると思いますか。

私は何度かその場面に遭遇したことがあります。私がその5~6台の1台だったわけではありません。後ろから見ていたのです。

覆面パトカーの屋根から突起物が現れたて追走開始か、と思いきや回転灯をつけただけで取り締まりをしませんでした。

何故、検挙しないのでしょうか。しないのではなく、できないのです。

仮に、5台のスピード違反の車の最後尾の1台だけを検挙したとします。その人は警察に何と言うでしょうか。

『何で俺だけ捕まえるのですか。俺の前の4台は俺以上にスピードを出していたでしょう。俺は捕まってもかまわないから残りの4台も捕まえてくれ』と言います。

当然です。この論理は筋が通っています。捕まえやすい車だけ捕まえるというのは邪道です。

おそらく、以前このようなやりとりはどこでもあったのでしょう。だから警察も、脅かしのサイレンは鳴らすけれども、捕まえないように教育されたのでしょう。

しかし、独走のスピード違反は警察の格好の餌食です。と言うより、警察の方々はそれしかねらっていないハンターです。

国道の側道などで虎視眈々と息を殺して身を潜めています。

だから捕まりたくない人は、独走スピード違反を辞めることです。

ということは、追い越しを極力控えなければなりません。後方から急加速してくる車に先に行ってもらえばしめたものです。警察の餌食になる可能性が一気に減ります。

しかし、簡単なことですが、違反をするような運転をしなければ警察を意識しなくてもすみます。

では何故、交通違反をしてしまうのでしょうか。それはめったに捕まらないからです。捕まらない実績があるからです。

100回~1000回違反をして1回捕まるかどうかです。そのような確率のために、毎席おとなしく運転するのはバカらしいと思う人も少なくないでしょう。

しかし、毎日運転する人は、100分の1と仮定した場合、年に3回捕まります。

軽微な違反の連続なら免停にはなりませんが、スビード違反がからんでくるとアウトです。

それから面白いのが、1度ゴールド免許になると、捕まることがほとんどないのです。

おそらく意識の中で、価値観が芽生えるのです。

私は免許更新の度にいつも思うのは、ゴールド免許の方は意外に少ないことです。

それも大半は女性と高齢者です。20~30代前半の方は圧倒的に少ないのです。

その理由はまだ授業料を多く納めていないからです。

その点私は、たっぷり授業料を納めて教育されたので、検挙されることはないでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?