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チェーホフの名言にスキ♥️

『女が男の友達になる順序は決まっている。まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友達になるというわけだ。

男が好きな女を口説こうとする時に、『好きです。つきあってください』と言うと、駄目だった場合はもう2度とチャンスはないと想定するから、『お友達になってくれませんか』と言います。
すると女性も無下に断るのも気が引けるから『お友達になら』と言うことは日常茶飯事です。

それがわかっている男は『お友達戦法』を常套手段として、時間をかけてじっくり『俺の男』を見せていきます。

しかし、高嶺の花はなかなか落ちません。自分のルックスに自身がある人は、話術を磨かずとも女性の方からよってくるのでしょうけど、大半の男はルックスを相当意識していない限りは、話術を磨かなくては女性を落とせません。

私が大学生だった30年前くらいまで、ナンパが流行っていました。
私は福岡出身なので、今のPayPayドーム周辺や天神の親不孝通りに、友人3人で連日、車でくり出して、ナンパに出かけていました。

当時は、カラオケの全盛期で、女の子2、3人組を見かけると『一緒にカラオケにいく?』があいさつがわりの様なもので、女の子も『私たち、お金もってないけん、おごってくれるならいいよ!』と軽いノリでついてくる女の子も、かなりいました。

現代は『ナンパ』はとうの昔に死語になって、こんなノリでは不審者あつかいされますね。

30年前は、とにかく女の子をどのように落とすかが、当時の私たちの課題でした。
しかし、こんな馬鹿みたいなこと
でも、社会に出ると意外と役に立つのです。

私が最初に入社した会社は学習教材の販売だったのですが、20人ほど入社して営業マンとして1人立ちしたのは私が1番手だったのです。

その会社の支店長も『松永のセールストークはノリとテンポがいいな。後は知識を身につけるとトップセールスマンになれるぞ。おまえは、トークをどこで勉強したんや?』と言われたけど、ニコっとして黙っていました。

今の10代、20代の方たちはネットでの出会い系サイトでの交流が多いと聞きますが、私の世代のアナログ方式の方が実用的で楽しかったですよ。

話が大きくそれましたが、女性は貞操観念のからみで、男性とつきあう前にじっくりその人の人がらや性格、価値観、そして何より怒りっぽくなく優しい人なのかを見定めたくて、お友達からスタートしたいのだと思います。

まだ、男と女が恋人関係の時は、男も女が離れていくことを懸念して、怒ったり、嫌がることを言ったりしたりしません。
ところが、一旦結婚してしまうと、『もう離れる心配はないだろう』と本性を見せはじめる人もいるから、離婚する人もいるのだと思います。

これは逆もしかりです。結婚するまで女性らしくしとやかだったのが、結婚した途端に家事はしない、好き放題に遊びまくる、と言う話も聞きます。

しかし、多くの人は子供を共に育てながら協力して、仕事と家事に追われる毎日をおくっていますね。

チェーホフの言う『女が男の友達になる順序』について、始まりと終わりが同じ関係になる点について、考察しました。

まだ若い時期の結婚生活には、愛が満ち溢れ互いを異性という違う性質の人間という意識で、どこか神聖化している部分があると思います。

そして、男の生理上、女性に求めて用を足してから間隔が、一週間もあけばどうしてもしたくなり、普段手厳しい夫も優しくなっていきます。

奥様方もこのことには、気づいていると思います。なので、夫が何ヵ月も求めてこなければ要注意です。よその畑に種をまいている可能性があります。

しかし、よくよく考えると性欲があるおかげで、人類は人口を増やしたということは否めません。

性については、日本では気軽に話すことがタブー視され、女性は忌み嫌います。

しかし、男に性欲があるから女性が綺麗になろうとすることも否定できません。
神様が、男と女という同じ種族で2種類に分類したのは、偶然か必然かはわかりません。

しかし、ドラゴンボールのナメック星人のように1種類しか存在しなければ、ブルマが言ったように『恋もできないなんてつまらない星よね~』と誰もが言うでしょう。

互いが違う性質を持っているからこそ、好奇心がわきます。自分にない物を肉体的でも、精神的にも持っている現実が、引かれあうのだと思います。

そして、年をとって老人になった2人には、生殖本能がなくなることで、男と女の2種類だったものが、1種類になるから、お友達のようになる、とチェーホフは言いたかったのでしょうか。



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